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書籍名: |
空間と統治の社会学 住宅・郊外・ステイホーム
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著者名: |
佐幸信介 |
発行所: |
青弓社 |
判型: |
四六 |
ページ: |
248 |
価格(税込): | ¥ 2,200 | 価格(税別): | ¥ 2,000 |
発行年月: |
2021.09 |
商品コード: |
78723498 |
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1990年代以降、バブル経済の崩壊とリーマンショックに象徴される経済的な危機や社会的な停滞のなか、都市空間や住居空間はどのように変容して、私たちはそのなかでどのような経験をしてきたのか。また、それを支えるテクノロジーは、私たちの身体にどのような影響を与えているのか。
開発と金融資本の結び付きや東京の再開発をたどることで「空間の動産化」を浮き彫りにして、集住空間のセキュリティやスマートシティの事例から住空間と統治のテクノロジーの関係を分析する。加えて、郊外の現在のありようやコロナ禍でのステイホームから、住まう空間が私たちに何を経験させているのかを明らかにする。
アンリ・ルフェーブルやミシェル・フーコーの議論を補助線にしながら、1990年代から現在までの空間の変容を具体的な事例からひもとき、流動性や利便性を求める空間の「不自由さ」を批判的に検証する。
■目次 序章 「空間の不自由」を問うということ 第1章 新自由主義と空間の暴力――金融資本と空間の接 第2章 都市空間の変容のなかのオリンピック――再開発のなかの建築と空間 第3章 囲われる空間のパラドックス 第4章 スマートシティと生政治――パブリック―プライベートの産業から住むことの統治に向けて 第5章 郊外空間の反転した世界――『空中庭園』と住空間の経験 終章 新型コロナ禍と「ホーム」という場所――カフカ「巣穴」を読む あとがき
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