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書籍名: |
現代日本ハウジング史 1914-2006
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著者名: |
住田昌二 |
発行所: |
ミネルヴァ書房 |
判型: |
A5 |
ページ: |
480 |
価格(税込): | ¥ 7,700 | 価格(税別): | ¥ 7,000 |
発行年月: |
2015.09 |
商品コード: |
62307409 |
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品切 / 探求書申込扱いとなります。
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本書は、わが国の現代史のなかで展開した、「マスハウジング・システム」の生成から発展、成熟から瓦解に至る過程について、1914年から2000年はじめにかけての100年分を、いわゆる通史でなく、時代の画期をなす事象を取り上げた「史的研究」として論述する。日本の住宅学の礎である西山卯三の門下であり、「居住地計画論」、「住宅政策論」、「住様式論」という順序で研究を進めてきた著者の集大成となる一冊。
■目次 序章 現代日本ハウジング史の立論 テーマと時期区分 ハウジング・システムの組成 工業化社会とマスハウジングの展開 ポスト工業社会とハウジング・システムの転回 本書の構成
第1章 第一次世界大戦期における住宅政策の誕生 欧州におけるハウジング概念の誕生 わが国における住宅問題の顕在化 住宅政策の登場 関一のハウジング思想
第2章 戦間期におけるモデル・ハウジングの展開 関東大震災の復興事業 同潤会のアパートメント供給事業 不良住宅地区改良事業の展開 「中流住宅」をめぐる住宅改革 郊外住宅地の展開
第3章 総力戦とマスハウジングの生成 戦時体制と住宅問題の顕在化 総力戦下の住宅政策と住宅市場統制 総力戦下における住宅営団の事業展開 西山夘三とマスハウジング理論の創始
第4章 応急復興のハウジング 焦土のなかの住まい 占領下における応急住宅政策の展開 恒久住宅政策への足掛かり 集合住宅団地像の生成
第5章 高度経済成長とマスハウジングの黄金期 大都市圏への人口集中と居住地階層構成 マスハウジング・システムの生成と展開 モダンリビングとLDK型住宅の形成過程 ニュータウン計画の光と影
第6章 1970年代におけるマスハウジングの軌道修正 工業化社会からポスト工業化社会へ 「住宅建設計画」と住宅基準 住宅供給と需要者参加 居住環境整備事業の展開 自治体住宅政策の生成
第7章 1980年代における持家社会の完成 経済大国化と持家社会化 プレハブ住宅の隆盛とパッケージ・サバーブ マンションの商品性のもとで 住宅と住文化の地方性 参加と共生のハウジング HOPE計画から住宅マスタープランへ オープンビルディング思想の展開
第8章 世紀末におけるマスハウジングの瓦解 住宅バブルの崩壊と阪神・淡路大震災 家族構造と住居状態の大変化 住宅政策の「55年体制」の終焉
終章 ハウジング・システムの行方 マスハウジングの問題性 人口縮減時代におけるマスハウジングの方向転換 マルチハウジングへの道
現代ハウジング史年表(1914〜2006年) あとがき――ハウジング研究をふり返って 人名索引/事項索引
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