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書籍名: |
構築の人、ジャン・プルーヴェ
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著者名: |
ジャン・プルーヴェ 著、早間玲子 編訳 |
発行所: |
みすず書房 |
判型: |
237×182 |
ページ: |
336 |
価格(税込): | ¥ 9,350 | 価格(税別): | ¥ 8,500 |
発行年月: |
2020.02 |
商品コード: |
62208842 |
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フランス・ロレーヌ地方の鉄鋼の町ナンシーで、エコール・ド・ナンシーの美術家を父に育ったジャン・プルーヴェ(1901-1984)。その地で鋳鉄職人としてものづくりを始め、先進的な建築家たちと共に制作を行ううち、自らがフランス・モダニズムを先導する建築家となっていた。 戦後、復興期のフランスで、人々の暮らしの再建に必要な住宅を直ちに供給すべく、逸早く住宅の工業生産化にとりくみ、アルミニウム素材を大胆に用いた部材、組立て・解体が容易なプレファブ工法の住宅を考案。その技術を応用した革新的な建設法を駆使して、公共施設、個人住宅、学校建築、学生用の家具などを次々とつくりだしてゆく。晩年にはポンピドゥー文化センター国際競技設計の審査員長も務めたが、生涯、公認の建築家の資格を得ることはなかった。 プルーヴェの手になる構築物は、その部材のひとつひとつにまで、構造を知り、素材に従うことで生まれる正直な「かたち」が息づいており、頑健でありながらどこか愛らしい佇まいの建築や家具は、時をこえ人々を魅了しつづけている。 20世紀デザイン史で異彩を放つ真の「構築家」の作品と人生を、アトリエ・ジャン・プルーヴェのプロジェクト・チーフとして協働した建築家・早間玲子の編訳でおくる。
■目次 ・I部 ジャン・プルーヴェ、自身を語る(聞き手 アルメル・ラヴァルー) 1 鋳鉄職人 2 ジェネラル・キュスティヌ通りからマクセヴィルまで 3 マクセヴィル工場の自主管理方式 4 家具 5 ロッズとみんなの家 6 集合住宅地帯 団地 7 大企業 8 工業化 プレファブ方式 9 一戸建て住宅 10 ル・コルビュジエ 11 アトリエのおわり 12 マクセヴィルのあと 13 構想から実施へ/ 14 国立工芸院CNAM教授/ 15 建築家? 16 ブラン・マントー通り 17 建築家の世界 18 良識ある建築
・II部 構築家プルーヴェは語る、工業生産から生まれる建築のすがた 1 建物の構成 2 建物の構造 3 加工製作 4 生活環境 5 建設チームの構成
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