最近の日記

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南洋堂のお店での日々の出来事や、
本についてのあれこれなど、店員の声をお届けします。


  21/06/05 Saturday   1102   


 営業再開

今週からようやく営業再開することができ、平日
にもかかわらず予想以上にお客様がいらして下さ
るので、意外と待ち望まれていたのかもと嬉しい
限りです。今後も一同一丸となり・・とはいかな
いかもしれませんが(当店の人間はキャラ立ちが
著しいもので)、より一層、各々の秘めたる情熱
を日々淡々と様々な形でお見せしていけたらと思
います。今後ともよろしくお願い致します。

今回の休業中は、場所性について大変考えさせら
れました。室内の充実度や非接触が重視されるよ
うになった昨今ですが(余儀なくされた、という
言い方が正しいかもしれません)、結局のところ
社会に生かされている我々人間は、画面上や閉ざ
された場で完結する世界に満足できないのではな
いかと思います。

アメリカで提唱された「サードプレイス」という
言葉が日本で定着しなかったのは、その定義が狭
すぎるからかもしれません。何しろ「地元」「無
料もしくは安価」という条件が二大ネックです。
ここ日本では、地元でもなく職場でもなく、赤の
他人に話しかけても不自然じゃなく、自立した一
個人として他人と関わる場面が自然発生的に起こ
る、そんな場所がサードプレイスとなりうるので
はないでしょうか。それって難しいですね。
ちなみに南洋堂はサードプレイスにはなれないか
もしれませんが、「同じ世界に生きる旧友や顔見
知りに偶然出会う」というシーンをよく目にしま
すので、もしよかったら「フォースプレイス」と
して愛でて頂けましたら幸いです。



written by SN  


  21/05/15 Saturday   1101   


 つながり

マスク下の手入れをつい怠りがちな昨今ですが、
いかがお過ごしでしょうか。髭は生やしても眉毛
はつなげないようにしたいですね。

建築書において、この「つながる」というワード
は古くから使われてきましたが、特に2019年か
らぐっと使用頻度が上がっています(当社調べ)。
新世紀に入り10年くらい経ったところで、その世
紀を象徴する事象が定着してくるのでしょうか。
特にアプリ開発や建築といった、仕組みづくり(
設計)に関わる人々にとっては、ますます大きな
存在となってきているこの「つながる」なのです
が、どこをどうつなげるのかが課題となってきま
す。つなげたつもりがつながっていない、或いは
上手くつながったのにユーザーがつなげてくれな
い、といった事は避けなければなりません。つま
り作り手にはIC(集積回路)を半田鏝で修理する
と同時に新宿の母になりきるといったパラレルな
潜在能力が求められています。しかし未来は安泰
です。人と人はもちろん、過去・現在・未来、内
なる声と世界などがハードによってつながる可能
性がごろごろ転がっているのであります。
そんなわけで、これからも平和なつながりを生み
だす仕組みを沢山見つけていこうと思います。




written by SN  


  21/05/08 Saturday   1100   


 ピックアップ

遠出といっても近場でウロウロするしかない昨今
でありますが、そのおかげで都市に身をおいてい
る時の景色や居場所について、以前に増して考え
るようになりました。全然関係ないですが、さっ
きたまたま開いた60年代のSDに「手段が目的に
なった時、迷路におち込む」と吉阪先生が書いて
おられました。気を付けたいと思います。

というわけで巨匠頼みの前回から久々の変更とな
ります今回のピックアップのテーマは『都市空間
・都市景観』。都市の過去現在や景観問題から、
今後どのような場が理想とされていくのかを考え
続けていきたいと思います。人間の善良さから打
算まで、全てを混和し鏡となって映すこの街の景
色は、一体今後どうなっていくことでしょうか。
ちなみに私は、主な経済活動がデスクワークや消
費から、空室や空き地を利用した農場や外部空間
での遊びへとフルモデルチェンジした東京を、い
つか見てみたいです。



written by SN  


  21/05/01 Saturday   1099   


 5月

遂に5月に入りました。南洋堂は昨今の社会情勢
を受けまして表向きは臨時休業中ですが、店を開
けているとやり難い作業ができる絶好の機会とい
うわけでボブ・マーリーを聴きながら同僚と平和
に仕事しております。とはいえ、やはりお客さん
がいてこそのこの空間だなァと改めて実感してい
たところ、逆に本日、近所の某ラーメン屋さんは
長蛇の列の新記録を叩き出していました(たぶん)。
いかがお過ごしでしょうか。

平和とは言えない近頃ではありますが、そんな時
はボブ・マーリー一択です。ゴールデンウィーク
が始まっているかと思いますがお身体ご自愛のう
え、本を読みつつ心は平和にお過ごしください。



written by SN  


  21/04/17 Saturday   1098   


 帰宅

昨日のことですが、職場から家まで歩こうと思い立
ちました。遊歩者としては帰宅を目的とすることが
憚られたのですが、道のりを決めずになんとなく家
路に向かうといった体で誤魔化すことにしました。
皇居沿いを竹橋から半蔵門まで廻り、そこまでは何
も問題なかったのですが、四谷を過ぎた辺りで角地
に建っていた何かが消えて新しい何かが建てられよ
うとしているのが見えました。何があったのかどう
しても思い出せないのですが、まぁこういったこと
の積み重ねで街の様相は変化していくんだよァと、
感慨に浸っていました。次におそろしく手足が細長
い犬が前から歩いてきた事に気をとられていたら、
後ろから早歩きで来た人に追い抜かれそうになりま
した。戦うべきか見守るべきか瞬時に判断しかねた
ので、歩くこと自体に目を向けることにしました。
ベンヤミンが「長い時間あてどもなく町をさまよっ
た者はある陶酔感に襲われる。一歩ごとに、歩くこ
と自体が大きな力を持ち始める」と言ってたので、
そこからまた長い時間歩いたのですが、そのような
トランス状態に陥る前に足が痛くなったので電車に
乗って帰りました。因みに歩くことは時間感よりも
空間感が重要であるというのが私の信条であります。
というわけで上記一文を含む「遊歩者」が収録され
た「パサージュ論」第三巻目(再録版)、出ました。


表紙 

written by SN  



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