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民家
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原さん
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南洋堂のお店での日々の出来事や、
本についてのあれこれなど、店員の声をお届けします。


  22/08/09 Tuesday   1125   


 八月

しかし暑いですね。雨も大丈夫でしょうか。そろ
そろ地中か地球外で生きることを本気で考える様
相となってきました。いかがお過ごしでしょうか。

今回のピックアップは、テーマを八月としました。
此処日本におきまして八月といえば戦争を思う(
わなければならない)月であります。それは未来
永劫続く(かなければならない)、大事な月であ
ります。建築は社会を反映する、等の言葉を一度
ならず耳にしてきたかと思いますが、戦争もまた
建築と密接に関わってきました。決してポジティ
ブな意味で言いたくありませんが、結果的に技術
面などで発展を促してきました。戦中や戦後に、
計画されたり、必要に迫られたり、それがのちに
自己生成したり・・それらすべてが、今日の都市
・建築、またその歴史において大きな存在感や重
要な役割をもっています。
悲劇によって失われたもの、その悲劇から生まれ
たものに目を向けたり、それについて考えたり、
静かな月を過ごしたいと思います。



written by SN  


  22/07/23 Saturday   1124   


 距離感

ヴァージルアブローが言うところのヴァッファー
・エアポート・ゾーン的な場所を数多く見た感想
としては、何かが足りないのではなく何でもある
というのが物足りなさにつながっているのかもし
れないと思いました。いかがお過ごしでしょうか。

話は変わりますが、近ごろ戸建て住宅(大きめ)
とマンション(2LK)を行き来しているような日々
を送っているのですが、各生活における歩数の違
いに驚いています。健康的な観点からいえば戸建
が良いですが、身体にフィットするといいますか
心落ち着く各部屋への距離感はマンションが良い
なぁと思います。どの広さが良いのかなんて完全
に主観でしかありませんが、自分の心地良い場所
を見つけるには経験を積むしかないのであります。



written by SN  


  22/07/01 Friday   1123   


 民家

冷たい麺とアイスを口に入れ続ける代わりに暑い
という言葉しか出なくなってしまったかのような
日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょ
うか。

今回のピックアップの特集は「民家」と致します。
エアコンの涼しさはどうも身体が疲れるようなの
で、古民家的な涼を求めてしまいます。あの仄暗
さと、独特のひんやりとした空気はどの建物も真
似できません。それになんといっても佇まいがと
てつもなく美しいのです。
少し足をのばして民家園やたてもの園、そして旅
先ではその土地の文化財の民家を見つけ入ってみ
ますと、静けさのなかで、そこで営まれていた暮
らしが脳裏に浮かび上がってきます。私たちが忘
れてしまった素敵な物事が、そこにはいろいろと
詰まっているような気がするのです。


表紙 表紙 

written by SN  


  22/06/11 Saturday   1122   


 目が

「有知無知三十里」とはよく言ったものですが、
有知には程遠いのにミレニアルの走りというこの
年齢的には決して無知を売りにはできないお年頃
だと気づきました今日この頃、そもそも有知とは
何なのかなと考え始めてみたところで、仕組みが
分かっていること以上に何かものを見るセンスと
いいますか、その上で考えるセンスといいますか
ある種の特殊な能力が必要なのではないかなとい
う結論に至った次第でしてまぁ諸葛亮でもあるま
いしこれまで通り凡人として生きていけたらと思
っておりますがパリピ孔明の見過ぎでしょうか。
いかがお過ごしでしょうか。

そんなわけでブルーライトを見過ぎている日々に
おかれましては、必然的に街中の建物のなかでも
なんだか目が休まるものに自然と目がいってしま
います。仕事中は向かいのアキモトビル(レンガ
タイル張り)に助けられています。別に古い物ほ
ど良い派でもありませんが普通に、こんなに街路
樹の緑と合う外壁はないんじゃないかなと思って
いつも眺めております。


画像1 

written by SN  


  22/06/02 Thursday   1121   


 原さん

過ごしやすい季節となりましたが、いかがお過ご
しでしょうか。私はといえば既に夏が来たかのよ
うに浮かれ騒ぎ(心が)つつも、原研哉氏の新刊
を読みました。ジェフリーバワについての章が印
象に残ったこと、日本についてより深く理解した
い心持を一層強く持った旨、お伝えしておきます。

そんな中、倉庫の奥からデッドストックが出て参
りました。その名も「歴史的風土の保存」。
高度経済成長期の宅地造成計画に反発した鎌倉市
民によって自然保護運動がおきました。これは、
日本国内におけるナショナル・トラスト運動の先
がけだったのだそうです。
本書は、運動の中心的人物であった原実が自身が
編集する月刊誌に寄せた論文・編集記などをまと
めたもの。
観光客数が年間2000万人近く(コロナ前)という
大人気観光地・鎌倉は、こういった先人の努力の
上に成っているのですね。「私はこの運動の最も
重要な意味は、荒みあるいは失われてゆく『人間
の心』を取り戻すことにあると考えている」
という言葉が沁み入ります。

原研哉氏の言うとおり、観光が日本のメインの産
業となっていくなかで、まだまだ伸びしろのある
日本の自然や文化を理解し、守り、いかに収益に
結びつけていくのか、そこが課題となります。
規模はどうあれ、そこで完結するテーマパーク的
な何かをポンと置くのではなく、地域と一体とな
った「オーセンティック」な観光地づくりが急務
なのであります。今後、観光に長けた(もしくは
そんな気になっている)人々が求めるものは、ど
れだけ本物であるかということなのです。
「それは尽くることない人間の欲との戦いである」
by 大仏次郎
なお偶然どちらも原さんというオチでした。


表紙 表紙 

written by SN  



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