テキスト日本語・英語 東京国立近代美術館で開催の「建築がうまれるとき ペーター・メルクリと青木淳」展(2008年6月3日-8月3日)のカタログ。 メルクリが描く膨大な数のドローイングの中から選ばれた約300枚と愛らしいスタディ模型、そして青木が住宅「M」のためにつくった100個を超えるスタディ模型の図版を収録。彼らが、頭の中にあるアイデアにかたちを与えていくプロセスに注目し、静かでありながら強い存在感を持つ建築がうまれるとき、何が起こっているのかをその軌跡から伝える。 ETHZでメルクリに学んだ経験を持つ貝島桃代がメルクリについて、またアーティストの田中功起が青木淳について寄稿しているほか、本展企画者である近代美術館の保坂健二朗が二人の建築家について論じている。 紙の質感や印刷、小型の版型等にもこだわりを感じさせる、本として完成された1冊。 ■目次 ・建築を読み、考えること メルクリの建築から 貝島桃代 ・図版 ペーター・メルクリ ・マキシマルな操作、あるいはそばとうどんをいちどに食べながら同時に歌うこと 田中功起 ・図版 青木淳 ・建築家がつくり続ける理由 ペーター・メルクリと青木淳 保坂健二朗 ・略歴・出品作品
|
|