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書籍名: アーキテクチャとクラウド 情報による空間の変容
著者名: 原広司/池上高志/吉村靖孝/塚本由晴/柄沢祐輔/掬矢吉水/森川嘉一郎/藤村龍至+東洋大学藤村研究室+東京理科大学藤村ユニット/大山エンリコイサム/南後由和/浦部裕紀
発行所: millegraph
判型: B5 ページ: 111
価格(税込):¥ 1,650価格(税別):¥ 1,500
発行年月: 2010.10 商品コード: 99054360
 
   内容・概要   
コンピュータのシステムやプログラム、インターネットのサービス、人間をコントロールする環境管理型の技術、社会やモノの構造・深層、そしてそれらの設計などを意味し、近年、多様な場面で使われている「アーキテクチャ」。また、多様な展開をしているGoogleや、インターネットに常時接続可能な環境がインフラストラクチャーとして整備された今「クラウド」と呼ばれるネットワークのあり方が現実化している。クラウドによる変革は、かつての電力によるそれにたとえられ、社会や産業の構造、都市や国家のあり方を変えるだろうとも言われている。情報環境のアンビエント化・インフラ化が、地球規模でスピーディに進行し、生活やコミュニケーションのあり方、内面の領域にまで深く関わりつつある中で、建築・都市・空間はどう変容していくのか。それぞれを専門とした著者による、対談・インタビュー・リサーチなどを収録。

■目次
・原広司×池上高志
 生物メタファーではない抽象的な生命
 内容と表現/構造とエフェクト
 特異点の現象
 風と共にある建築/サウンドスケープ
 均質空間・ガルダイア・離散的集落
 愛されるシステム
 生命の履歴
 建築の倫理・科学の倫理とアーキテクチャ

・吉村靖孝×塚本由晴
 新世代情報アーキテクチャの空間と実空間
 建築におけるクラウド
 地域の時間・地域の発見
 「パブリック」と社会設計
 今再び様式と総体性
 工学主義とプラグマティズム
 クライアント固有の歴史
 文化人類学的な知性が蓄積された建築
 建築の生態系
 ヴァナキュラー建築のあり様

・柄沢祐輔×掬矢吉水
 均質空間と離散空間
 Google的一望性
 地図と認知、非ユークリッド的なユークリッド空間
 分裂的自己と内部観測
 離散空間の経験
 アルゴリズム建築の美学の可能性
 ネットワーク構造の編み換え

・森川嘉一郎
 「趣味」のアーカイブを目指して
 人の流れと界隈
 ウェブと現実の都市の流動性

・藤村龍至+東洋大学藤村研究室+東京理科大学藤村ユニット
 「THE 2.0 CITY」
 検索可能性=図式的明瞭性/遭遇可能性=空間的刺激
 ユビキタス/レガシーシステム
 スプローリング/シュリンキング
 トップダウン/クラウド

・大山エンリコイサム×南後由和
 都市空間と情報空間の一元化
 ハブとリンク/タギング
 リンクの動作と痕跡
 都市論的・社会学的空間読解
 物理的レイアウトの操作・転用
 アーキテクチャによるアウトプットの変容
 進行形のグラジェントマップ
 コンテクストの観察と改編
 アーキテクチャの把握、表層との架橋
 「顔」と認証/匿名性と「自由」

写真・構成:浦部裕紀

この本のカテゴリー

   建築家: 
アトリエ・ワン   
   関連書籍   
 
表紙思想地図 vol.3 特集 アーキテクチャ
表紙岩波現代文庫 空間 機能から様相へ
表紙かくれた次元
表紙SD選書 174 建築の多様性と対立性
表紙空間の生産
表紙設計の設計
表紙東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム
表紙イマココ 渡り鳥からグーグル・アースまで、空間認知の科学
表紙アゲインスト・リテラシー グラフィティ文化論
表紙動きが生命をつくる

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