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書籍名: |
失われた創造力へ ブルーノ・ムナーリ、アキッレ・カスティリオーニ、エンツォ・マーリの言葉
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著者名: |
多木陽介 |
発行所: |
どく社 |
判型: |
191×121 |
ページ: |
112 |
価格(税込): | ¥ 3,300 | 価格(税別): | ¥ 3,000 |
発行年月: |
2024.05 |
商品コード: |
91053404 |
出荷までの日数: | 1〜2週間以内に発送 |
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つくる・育む、すべての人へ。 アキッレ・カスティリオーニの思想を日本に紹介したローマ在住の批評家・多木陽介が、デザイン界の巨匠の言葉に、これからの創造力を導く思想を探る。完全新訳。
■目次
PROGETTAZIONE イタリアンデザインの思想と方法論の回帰
Bruno Munari ・ものからものが生まれる ・ファンタジア 発明 創造力 想像力 ・子どもの心を自分のなかに一生もちつづけるということは 知ろうとする好奇心 理解する愉しみ 人に伝えたくなる気持ちを 大事にすることを意味する。 ・一切無駄がないこと ・スタイリングはデザインではない。 ・規則と偶然 ・その重力そのものがこのランプのフォルムを決定する。 ・「種」の自覚をもつと、いつしか他者のために働き、 隣人(それもわれわれ自身である)を助けて みんなで大小の問題を解決するようになる。 ・生而不有 為而不恃 功成而弗居 ・静かな革命 ・聞いたことは忘れる、見たものは覚えている、やったことは理解できる。 ・明らかにそうだとわかっていないものについては、絶対に鵜呑みにしないこと ・美しさは正しさの結果である。 ・贅沢さとは、愚かさの自己顕示である。 ・デザイナーに何か夢があるとすると、それはあらゆる社会階層から できるだけ文化的な無知をなくすことです。 ・プロジェッティスタの多くは、問題を解決するようなアイデアを すぐに見つけようとする。 ・多くの物は作者の名前なしに売られている。
Achille Castiglioni ・好奇心がないようなら、おやめなさい。 ・私のデザインした作品がどこかのミュージアムに 私の名前とともに飾られているというのは嬉しいが― ・偽りのニーズ、偽りの目標 ・正当なデザイン 不当なデザイン ・形態的表現と内容の選択のあいだにある論理的な厳密さ ・筋が通っている ・最も目立たない(humble)物にもストーリーがあるという ・良いプロジェクトとは、 自分がやったぞ、という徴を残そうとする野心ではなく、 あなたたちがデザインした物を使うことになる、見ず知らずの誰かと、 ほんの些細なことでもいいから、何かを取り交わそうという、 その気持ちから生まれるのです。 ・人の家のインテリアをつくるって? そりゃあほとんど無理な話ですよ。 ・とんだ勘違いをしていなければ ・あと何が取れるかな? ・インテグラルプロジェクト ・進化 ・何を、どのように、どれだけ見たいか ・もしこのテーブルの上にある物すべてが テーブルなしでもこの高さにとどまり、ランプなしで光が出てきたら、 こりゃあ、悪くないよ・・・いや、なかなか悪くないぞ・・・ ・音楽が音と休止で成り立っているように、照明は光と影からできている。 光だけでは音楽にならないよ。 ・デザインとは、一つの専門分野であるというよりは、 むしろ人文科学、テクノロジー、政治経済などについての批評能力を 個人的に身につけることから来るある態度のことなのです。 ・ファンタジアとはジャムのようなもので、固い一切れのパンに塗る必要があります。
Enzo Mari ・デザインが本来もっていたユートピア志向を取り戻さねばならない。 ・かたちのクオリティ ・ブーメラン。経験だけが頼りだったとはいえ、 何世代もかけたこのオブジェの弾道精度の探求は、 現代の科学的探求に匹敵するものである。 ・プトレッラ(H鋼) ・百姓というのは、終わりのない、素晴らしいプロジェッタツィオーネの仕事です。 ・知識とは、生の現実に基づいているものなんだ。 ・自分で考えてつくること、それが、 他人に自分の生き様を設計されてしまわないための最良の方法なのだ。 ・すべてはもう存在している。 ・職人たちは、みな手の技術には優れているが、脳の技術が足りない。 ・消費者のためではなく、職人や工場の職工など、 物づくりの担い手のためにデザインするべきである。
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