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書籍名: |
文化遺産としての中世 近代フランスの知・制度・感性に見る過去の保存
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著者名: |
泉美知子 |
発行所: |
三元社 |
判型: |
A5 |
ページ: |
544 |
価格(税込): | ¥ 5,500 | 価格(税別): | ¥ 5,000 |
発行年月: |
2013.08 |
商品コード: |
88303348 |
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国家として、国民として、どのような遺産を継承するのか。大革命後の破壊を契機にその問いに直面したフランス。文化財保護制度の確立に奔走する人々、中世芸術蔑視と闘いながら学問的位置づけを果たした美術史家、遺産が同時代人の内面といかにむすびついているかを示した文学者・・彼らの活動を追い、検証する「文化財保護理念」確立の道程。
■目次 ・序論 ・第I部 国民芸術の創出 美術館と美術史言説 フランス記念物美物館の誕生 第1章 比較彫刻美術館 ヴィオレ=ル=デュック 複製彫刻美術館 第2章 ルーヴル美術館とルーヴル美術学校 ルイ・クラジョ ルーヴル美術館のコレクションと教育 中世芸術の大衆化 ・第II部 一九世紀の美術行政 美術史学と文化財保護の制度化 はじめに 遺産の教育 第3章 美術史学の成立と教育改革 古典の古代、国民的な中世 第4章 文化財保護制度 歴史的記念物行政の誕生 第5章 ソルボンヌ大学の中世美術史学 エミール・マール 美術史学の制度化 歴史から記憶へ ・第III部 文化遺産の生とは何か 世紀転換期における作家たちの保存論 第6章 宗教的コンテクストの再発見 使用価値の存続 第7章 保存の美学 芸術愛好家の保存論 古さの価値 文化財とその環境 第8章 記憶の場としての教会堂 二〇世紀初頭のヴァンダリスム 記憶の価値
・結論 世紀転換期における文化遺産/文化遺産のための闘争史 文化遺産の感情/第三共和政、統合の時代 新たなヴァンダリスムの到来
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