建築家・増沢洵は、「最小限住宅」(自邸)や「H邸」などによって、住居デザインの戦後史に輝かしい足跡を残した。彼の35年にわたる真摯な住まいの探究の実践を、作品事例に即して跡づける本書から、今日から明日への日本の住まいづくりに幾多の貴重な示唆が汲みとれる。
■目次 ・編集言 ・増沢洵・その大きな遺産/内田祥哉 ・作品 最小限住居・自邸/原邸・コアのあるH氏の住まい/稲村邸/田口邸/川口邸/伊東邸・ケーススタデイハウス#3/横山邸/大下山荘/クリーガー邸/自邸+事務所/熱海・光武山荘・積層/熱海・高谷山荘・傘/石川山荘/堀江邸/堅田邸/秋山邸/沢田邸/小宮邸・成城/一法師邸/山下邸/宗片山荘/石川邸/大木邸/岡本の家/佐久・大屋根の家/藤枝の家NO1、NO2/離山の山荘A、B/宮本邸/沼田邸/村上邸/小宮邸・中央林間/金井山荘 ・増沢洵-随想・インタヴユー集 1.建築小思 2.住まいの統合性 3.自邸を建てたころ 4.インタビュー 5.OFF−THE−RECORD 6.ことわざと設計入札 7.わが心の古里 ・日常の増沢洵-所員たちの思い出など 増沢洵のこと/増沢幸尋 透明なバランス感覚との対話/植木功 科学的な目/天野孝雄 図面が生命/柴田悟 平等でリベラルな事務所/斎藤業 貴重な定点/槇隆哉 寡黙な人・作品/佐藤和夫 ・増沢建築設計事務所・作品/年譜
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