|
書籍名: |
「シェア」の思想/または愛と制度と空間の関係
|
著者名: |
門脇耕三(編集協力)、西沢大良、古澤大輔、橋本健史、吉村靖孝、青井哲人、國分功一郎、猪熊純、中川エリカ、仲俊治、西田亮介、千葉雅也、連勇太朗、pha、能作文徳 |
発行所: |
LIXIL出版 |
判型: |
四六 |
ページ: |
360 |
価格(税込): | ¥ 2,860 | 価格(税別): | ¥ 2,600 |
発行年月: |
2015.07 |
商品コード: |
86480017 |
|
|
21世紀のマーケット・トレンド、ビジネス・イノベーションの契機として、期待を込めて取り上げ
られている「シェア」。「シェア・ハウス」、「コワーキングスペース」、「n次創作」など「シ
ェア」の現象を形成する近代社会制度、政治、経済、哲学、建築、家族などの文脈を読み取りなが
ら、社会史・思想史的な展開のなかに位置づけ直し、「シェア」の実像と可能性を考えていく。
■目次 ・序 門脇耕三 「シェア」による近代の超克
I. 都市化・近代化・市場化 <インタヴュー> 西沢大良 聞き手=門脇耕三 近代都市の根拠−新型スラムと二一世紀の都市の課題 <「シェア」をめぐる思考> ・古澤大輔 近代をリノベートする通時的かつ共時的アプローチ ・橋本健史 野生の思考で都市を記述する ・吉村靖孝 建築はそもそも−揺らぐ所有と情報技術 <「シェア」をめぐる実践> 古澤大輔、橋本健史、吉村靖孝 <論考> ・青井哲人 都市史のフレーム、パースペクティブからみたシェア論の地平 II. 政治・家族・コミュニケーション <インタヴュー> 國分功一郎 聞き手=門脇耕三 ・地域社会を「シェア」するミクロな政治−具体性のための制度設計 <「シェア」をめぐる思考> ・猪熊純 個がつながる時代の、家族・社会・建築 ・中川エリカ まるで、ちいさな世界みたいだ、という気分 −垂直にあつまるコーポラティブガーデン ・仲俊治 <食堂付きアパート>について <「シェア」をめぐる実践> ・猪熊純(成瀬・猪熊建築設計事務所)LT城西、ガーデンテラス鷹の台、KOILほか 中川エリカ、仲俊治 <論考> ・西田亮介 わが国の「シェア」と参加の前提条件 消費社会、地方分権、データ駆動型(ドリブン)政治はなにをもたらしているのか
III. 働き方・生き方・価値観 <インタヴュー> 千葉雅也 聞き手=門脇耕三 悪いこともできる建築 秘密とモノ <「シェア」をめぐる思考> ・連勇太朗 ひらかれた形式 Network, Takes Over ・pha フルサトをつくる−多拠点居住 ・能作文徳 建築のアイデンティティとアクター・ネットワーク <「シェア」をめぐる実践> ・連勇太朗(モクチン企画) モクチンレシピによる改修 ・pha 東京-熊野 ・能作文徳 《高岡のゲストハウス》 <論考> 門脇耕三 切断と連続のパラドクス−シェアの両極、あるいは空間からエレメントへ ・IV 座談 シェア、ネットワーク、エレメントとしての建築−価値の不確かさに向かって 中川エリカ+能作文徳+橋本健史+連勇太朗 司会=門脇耕三
|
|
|
|
|
|