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書籍名: |
増補版 戦争と建築
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著者名: |
五十嵐太郎 |
発行所: |
晶文社 |
判型: |
A5 |
ページ: |
280 |
価格(税込): | ¥ 2,640 | 価格(税別): | ¥ 2,400 |
発行年月: |
2022.07 |
商品コード: |
79497323 |
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この不穏な時代、建築と都市はどこへ向かうのか。そもそも、これらは戦争といかにかかわってきたのだろう。建築は常に戦争に巻き込まれてきた。ならば、破壊と再生・防御の歴史を見つめ直すことは、建築のまだ見ぬ可能性につながるはずだ。 ルネサンス要塞建築のデザイン。知恵を絞った第二次世界大戦下の建物偽装例。震災と空襲をへた東京の変貌。戦争による技術革新と、B・フラーやイームズ夫妻の関係。街頭の監視カメラと防犯事情に、オウム施設と朝鮮半島非武装地帯。そして、NYグランド・ゼロの開発・・。
2003年に刊行され大きな話題を呼んだ1冊に、ウクライナ侵攻と9・11の受容についての新たな書き下ろし2篇を加えた増補版。
■目次 一章 戦時下の都市 前線都市、防空都市
二章 戦争とデザイン 直線か、曲線か 伊東忠太と岸田日出刀を中心に 空からのまなざし 視覚的無意識としての近代都市 技術の母としての戦争 フラーとイームズ
三章 日常におけるサバイバル サバイバルのための東京リサイクル 反フラット建築論に抗して 再発見されたエレクトリック・ラビリンス
四章 テロリズムと恐怖の空間 セキュリティ戦争の都市 9・11がもたらしたもの ミノル・ヤマサキの嘆き 忘却しないために リベスキンドと希望の建築
増補 9/11メモリアル・ミュージアム 圧倒的な不在と膨大な情報を見る ロシアのウクライナ侵攻を受けて、建築に何が可能か
アンバランスな時代の二一世紀型戦争 増補版あとがき 恐怖にとりつかれた都市
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