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書籍名: |
空間管理社会 監視と自由のパラドックス
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著者名: |
阿部潔/成実弘至 |
発行所: |
新曜社 |
判型: |
四六 |
ページ: |
269 |
価格(税込): | ¥ 2,640 | 価格(税別): | ¥ 2,400 |
発行年月: |
2006.09 |
商品コード: |
78851016 |
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品切 / 探求書申込扱いとなります。
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現代社会に暮らす人々は、今ではごく当たり前に「自由」を享受している。しかし一見すると自由に感じられる場は、実は巧妙に、しかし確実に制限されてはいないだろうか。監視カメラ・プライバシー・遊歩者・コレクティブハウス・メンタルマップ・反日デモ・ネットワーク型社会運動・・。公共空間、居住空間、メディア空間のそれぞれにおいて、現在どのような空間管理が進んでいるのか。これを問題意識の出発点として、各テーマ毎に専門家が議論・分析し、具体的な事例を交えながら、あらためて社会的空間における「自由」とは何かを問う。 ■目次 ・プロローグ−社会的な空間の現在 ・パート1 都市の自由とまなざし 1章 公共空間の快適−規律から管理へ/阿部潔 快適な空間が呼び起こす「微な違和感」 監視社会の現在 監視と「自由」の関係変化 「自由な空間」と「空間の自由」 テーマパーク化する社会と「自由」の危機 2章 ストリートの快楽と権力−消費社会のスペクタクル/成実弘至 スペクタクル化する都市 ストリート・カルチャー 少女と都市 まなざしと身体のポリティクス 「見せる」と「見返す」 キーワード I ・パート2 住まいのポリティクス 3章 囲われる空間のパラドックス−分類化する社会/佐幸信介 生活を囲い込むこと 集住空間のセキュリティ 測定される安全/危険 象徴暴力とコミュニティ 逆説的な安全の空間 4章 デザインされる空間−視線と集合住宅/小野田泰明 公共空間における視線 モデルプランとその一般化 ダイヤグラムの作動 自己生成する都市 空間はどのように設計されるか ダイヤグラムの深化と空間的実践 キーワード II ・パート3 メディアの自由と不自由 5章 ネット空間と自由の可能性−繋がりの構造/前田至剛 不自由な空間におけるネット 感情の充填されるネット ネット空間とは何か 空間の自由 6章 空間と表象の暴力−自閉する私的空間/田仲康博 不安の構図 漂流する私的空間 監視装置としてのメディア 排除される記憶 分断/支配に抗して キーワード III ・エピローグ−「自由」に向けて
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