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書籍名: |
オランダの持続可能な国土・都市づくり 空間計画の歴史と現在
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著者名: |
角橋徹也 |
発行所: |
学芸出版社 |
判型: |
A5 |
ページ: |
271 |
価格(税込): | ¥ 3,520 | 価格(税別): | ¥ 3,200 |
発行年月: |
2009.11 |
商品コード: |
76153181 |
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干拓と治水をルーツとするオランダの空間計画制度や地域づくりには 対等な参加と合意という伝統と 技術偏重ではないソシオクラートの存在 戦略で柔軟な計画がある。本書はその歴史的経緯から 最新の国土・都市づくり計画 住宅政策 団地再生 自然保護の事例まで学際的な視点から紹介し その現代的意義を解き明かす。 第1部 国土づくりの歴史 1章 干拓と治水による国土づくり 低地の国・オランダ/干拓と治水の方法 集落コミュニティから都市自治体へ 2章 中世期の都市づくり 都市づくりのタイポロジー 干拓と治水で培われた文化遺産 第2部 膨張過程における都市の成長管理 3章 アムステルダムの都市拡張計画 都市成長の歴史的背景 アムステルダムの都市拡張計画案 住宅法から始まった空間計画制度 時代区分別の市街地形成 都市再生に向かうアムステルダム 成長管理に導いた要因 4章 多心型環状都市−ラントスタットにみる成長管理 国土計画と多心型環状都市−ラントスタットの位置づけ 国土計画の展開 ラントスタット・ドクトリンの確立 5章 成長管理を支えた空間計画制度の特徴 EU、国、州、自治体の空間計画制度 3層レベル(国、州、自治体の空間)の相互関係 3つの計画理念 戦略的プランニングの優位性 第3部 持続的発展をめざす挑戦 6章 住宅政策の改革−住宅協会の民営化 社会住宅の王国/社会住宅の歴史 社会住宅に関する国・自治体・協会の役割 改革への道程/新たな課題への挑戦 自治化社会への傾斜/オランダモデルの行方 7章 ベイルマミーア高層住宅団地の再生計画 入居後早くも「問題団地」に ベイルマミーアの住宅地計画 失敗の連鎖反応/再生事業に至る経過 統合的アプローチによる再生事業 事業の評価と支援事業/再生事業支援の国施策 8章 国土生態ネットワークによる自然回復計画 壮大な自然回復プロジェクト/自然衰退の現状と課題 3次にわたる自然政策計画の策定/生態系NETの空間システム 生態系NET事業の実施例/生態系NETの面積 生態系NETの多面的機能/生態系NETの推進体制 自然エリアの管理/生態系NET事業の総括 生態系NET事業成功の要因 9章 ヘルダースバレ土壌汚染地域の環境再生計画 国連リオ会議・アジェンダ21 空間計画と環境計画の統合/合意形成のプロセス 再生事業の内容/教訓とすべきこと 第4部 持続可能性をめざすオランダモデルの行方 10章 21世紀型オランダモデルの到達点 11章 21世紀型オランダモデルの模索
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