2006年5月から2007年6月まで11回に渡って行われた「archiforum in Osaka 2006-207」の講演記録を編集・再構成し、新たに参加構造家による書下ろしの往復書簡を加えた書。近年活躍する構造家達の合理的思考とデザイン観を一望する。ローコスト住宅、素材にこだわる素朴な挑戦、ベテラン建築家との大規模プロジェクト、最も前衛的な建築家との話題作まで幅広い試みが語られる。構法や施工の設計活動だけでなく建築家や施主とのやりとりにおける態度まで、知られてこなかった職能の醍醐味に迫る。 ■目次 ・往復書簡・往信 ・はじめに ・第I部 構造家の方法 01 つなぐ 集積の方法 岡村仁 02 ひろう 発見の方法 名和研二 03 いかす 日常の方法 大野博史 04 みたす 柔軟の方法 横山太郎 05 とぎすます 界面の方法 小西泰孝 06 ひらく 試行の方法 佐藤淳 07 みつめる 選択の方法 満田衛資 08 テクノロジー史概観 ポスト9・11テクノロジー 今村創平 第II部 建築家の方法 09 ふみこむ 関与の方法 有馬裕之 10 まとう 連続の方法 木村博昭・白髪誠一 11 ぶつかる 矛盾の方法 重松象平 ・往復書簡 返信 ・物とストーリーを巡る方法について あとがきにかえて 小野暁彦 ・掲載作品データ
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