歴史的な「転形期」をむかえている現代に、未来を拓くモノ作りの可能性を示す12の講義。建築家・石山修武の思考の軌跡。
■目次 ・はじめに 1 バラック浄土・伴野一六邸異聞 地球を漂流するモノと住宅 2 錆びついたポルシェとノアの方舟 川合健二考 3 ドロップ・シティその後、アメリカの夢 バックミンスター・フラーと読者そして編集者たち 4 数字と建築に関する初歩的考察 佐渡宿根木集落に学ぶ 5 現代若者の1つの傾向について ドラキュラの家を介して、ニート、フリーター、 ホモセクシャルについて考えてみる 6 サティアンが予告していたこと グローバル・スタンダードと建築スタイル 7 転形期の建築 俊乗房重源と大仏様、浄土寺浄土堂について 8 水晶宮からサー・ノーマン・フォスターまで イギリス型ハイテク建築とジェームス・ボンド 9 フォルムについて ル・コルビュジエのラ・トゥーレット修道院、地中海の光、 そしてクセナキスへ 10 ミース・ファン・デル・ローエの不思議 バルセロナ・パビリオンの地下 11 光について ルイス・カーンのブリティッシュ・アート・センター 12 闇から光へ むすびにかえて
・註釈 ・あとがき
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