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書籍名: |
総合芸術家ル・コルビュジエの誕生 評論家・画家・建築家
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著者名: |
加藤道夫 |
発行所: |
丸善出版 |
判型: |
A5 |
ページ: |
166 |
価格(税込): | ¥ 3,300 | 価格(税別): | ¥ 3,000 |
発行年月: |
2012.07 |
商品コード: |
62108569 |
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ル・コルビュジエことジャンヌレの建築は、1920年代に勃興したいわゆる「モダニスム建築」を代表すると捉えられてきました。「普遍」をめざすものの、進歩をめざして「不変」へと収束しない、ある種の揺らぎを持っており、「ざわめき」を感じさせるという意味で、「モダニスム建築」の枠組みを逸脱しているように思えます。それが本書「総合芸術家ル・コルビュジエの誕生」の出発点でもあります。
■目次 序論 近代建築家から総合芸術家へ 序章 総合芸術家ル・コルビュジエへの始まり 1 オザンファンとの出会い以前 2 『キュビスム以後』−規則の始まり 3 絵画作品「暖炉」―初めての絵画(タブロー) 4 ドミノ住宅の構想 5 三つの始まり
第1章 美術評論家ジャンヌレ 1 『レスプリ・ヌーヴォー』の刊行 2 『レスプリ・ヌーヴォー』休刊以前の美術評論 3 『レスプリ・ヌーヴォー』休刊後の美術評論 4 ピュリスムにおける幾何学と建築
第2章 建築評論家ル・コルビュジエの誕生 1 『レスプリ・ヌーヴォー』休刊前の建築評論 2 『レスプリ・ヌーヴォー』休刊後の建築評論 3 『レスプリ・ヌーヴォー』廃刊後の建築評論―未来への行動規範から記録へ 4 建築評論の<遊動>
第3章 ピュリスム画家ジャンヌレ 1 ピュリスム絵画の確立 2 ピュリスムへの違和感 3 ピュリスム絵画の表出 4 <オブジェ・ティプ> 5 ピュリスムの確立とその変容
第4章 画家ル・コルビュジエの誕生 1 ジャンヌレからル・コルビュジエへ 2 <詩的反応を伴うオブジェ>の時代へ 3 <オブジェ・ティプ>の変容と掃き出される幾何学 4 画家ル・コルビュジエの展開―回帰する<箱>からピュリスムの反復へ
第5章 建築家ル・コルビュジエ―規則から遊動へ 1 普遍の建築へ 2 普遍解から特殊解へ 3 構成規則<トラセ・レギュラトゥール>の確立 4 ピュリスム規則からの逸脱 5 総合芸術家ル・コルビュジエの誕生
第6章 総合芸術家 ル・コルビュジエの建築 1 静から動へ 2 空間から時間へ―起源への遡行 3 時間の芸術家 ル・コルビュジエ 4 <規則>の回帰=<規則>なき<遊動>へ
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