「ウィーン工房」で生み出された建築、家具、銀器、ファブリック、テキスタイルなど、工房の設立から終焉まで約30年間の活動を網羅した展覧会のカタログ。 ウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動を受け継ぎ、機能的、合理的でありながら装飾的という、矛盾を融合した美しいデザインの作品を、本書では制作年代順に掲載。
■内容 ・掲載作品点数317点 ・論考
・「ウィーン工房1903-1932」展開催に寄せて ポール・アセンバウム ・ ウィーン工房の経営史−波乱の末のアンハッピーエンド エルンスト・プロイル ・「ウィーン工房」を読み解く日本の近代 あるいは、「方形=グリッド」が流れる「水」の空間が、何故に、 「肌フェティシズム」へと輪廻転生していったかについての、 ある装飾的精神の逸話 新見隆 ・ それモダニズムへの道−空間と平面の両義性 クリスチャン・ヴィット・デューリング
・身近なところにある、ウィーン工房 宮内真理子
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