母なる大地と父なる太陽への祈りが建築を誕生させた。人類が建築を生み出し、現代建築にまで変化させていく過程を、ダイナミックに追跡する画期的な建築史の本。藤森照信が建築の初心者や初学者に向けて、「初めての建築の本」となるように書いた。
■目次 ・第一章 最初の住い マンモスを食ってたころ/米や麦を食べはじめたころ/新石器が可能にした家/家が人にもたらしたもの ・第二章 神の家-建築の誕生 地母信仰と太陽信仰/太陽信仰はなぜ生まれたか/マルタの神殿/建築の外観の起源 ・第三章 日本列島の住いの源流 社会の成立と土器の充実/縄文時代の竪穴式住居/鉄器と稲作と高床式住居/家屋文鏡 ・第四章 神々のおわすところ 遺跡にみる日本の神の住い/神社建築の誕生/神社建築のスタイルの確立 ・第五章 青銅器時代から産業革命まで 国ごとに異なる古代建築/四大宗教時代の建築/大航海時代から始まる変化 ・第六章 二十世紀モダニズム 歴史主義建築はなぜ消えたか/モダニズムと日本の伝統/人間の造形感覚/振り出しに戻った人類の建築 ・あとがき 初めての建築の本
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