日本全国の神社の筆頭に君臨する伊勢神宮。しかし、その成立の背景には、さまざまの「謎」がつきまとう。伊勢神宮の誕生は、はたしていつだったのか。皇祖アマテラスはなぜ「発明」される必要があったのか。そして、心の御柱と神鏡という二つの御神体が共存するわけとは・・。 本書では、こうした難問を、列島における神話と神社誕生の根源にまでさかのぼり、あざやかに解き明かす。
■目次 はじめに 神と神話と神社と 序章 神々が名をもつ前は 1の章 自然の神から王権の神へ 2の章 神社の二つの起源 3の章 「日本書紀」が語る伊勢神宮の誕生 4の章 伊勢神宮の誕生の謎を解く 終章 国家神から皇祖神へ むすび 正殿床下は聖婚の場だった
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