空間デザインの世界に迫る! これまでの歴史の中で、建築空間と構造デザインが出会う場面には、時代や場所ごと、状況やそこに関わる人ごとによって、それぞれの物語が存在する。本書は、そうした空間と構造の交差点に立ち現れる幾通りもの「物語」によって織りなされている、構造デザインの入門書である。本書の「物語」を支えるテーマ―〈歴史をめぐる視点〉〈人物をめぐる視点〉〈構造デザインをめぐる視点〉〈「発想から建設へ」をめぐる視点〉〈ストラクチュラル・アートをめぐる視点〉を軸に、空間構造の多様な展開とエンジニアの独創性、現代における構造設計の可能性とデザイン性について語りながら、著者がこれまでに「考えたこと」「体験したこと」「教えてきたこと」を織りまぜ、時間と空間の中で築き上げられた構造デザインの世界に迫る。
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