国内外で注目を集める数々の有力コンペの審査員を務めた際の、審査の判断根拠を明確に示すことで、自らの責任を明らかにし、建築の新たな文脈を提示。社会的権力や公共性、メディア、資本等のあり方を問い、旧弊な建築界の通念や制度の変革に挑む磯崎の姿が浮び上がるであろう。キュレーション的観点からする建築の思想と方法。
■目次 ・反回想7 建築のキュレーション(著者解題) ・I 社会的権力としのクライアント 大勧進帳重源 遠州好み 祝祭オペラ ゲームの臨界 ・II 網目状システムの編成 紙上にのみ存在する建築 波乱含みの国際コンペ 世界舞台にのせるには 国際会議という運動 「公共」というクライアントのためのキュレーション ・解説 南後由和
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