石と水、そして木。日本庭園はこれを巧妙に組み合わせ、その地の自然と歴史と文化を一体として表現してきた。方寸のなかに宇宙を展望しようとしたのである。その構成はどのようなものか、魅力はどこから生じるのか。神仏の庭、貴族の庭、大名庭園、庶民の庭と各地の名園を訪ねて考察する。また、植栽、石組、庭橋など作庭技術を詳細に解説する。名園名園三十六景の見方、味わい方も紹介する本格的日本庭園入門書。
■目次 プロローグ ホモ・ガーデエンシス 第一章 神仏の庭と人間のにわ 第二章 日本庭園の技術とこころ 第三章 日本の名園三十六景 エピローグ ガーデニングからファーミングへ
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