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書籍名: |
東京の創発的アーバニズム 横丁・雑居ビル・高架下建築・暗渠ストリート・低層密集地域
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著者名: |
ホルヘ・アルマザン+Studiolab |
発行所: |
学芸出版社 |
判型: |
A5 |
ページ: |
224 |
価格(税込): | ¥ 2,640 | 価格(税別): | ¥ 2,400 |
発行年月: |
2022.10 |
商品コード: |
76152830 |
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小さな商いや居住が集まる東京の魅力を図解
世界のどこにもない東京の最大の魅力は、再開発ラッシュで危機に晒されるヒューマンスケールの商いや居住の集積にある。横丁、雑居ビル、高架下、暗渠等で営まれるパブリックライフを現地調査とデータ解析により図解。大企業主導の再開発から、ボトムアップでレジリエント=創発的な都市設計へのシフトを説く画期的都市論。
■目次 1 東京に探る都市設計の創発的アプローチ 1.1 東京の魅力を構成する五つの都市パターン 1.2 企業主導アーバニズムが招いた危機 1.3 戦後の歴史から東京の未来を探る 1.4 東京を六つの地域モデルに分解する 1.5 ダイナミックで親密な都市構造はいかに発生するか 1.6 都市を設計する創発的アプローチ
2 横丁 2.1 ディープな東京を発見する横丁 2.2 横丁とは? 2.3 闇に隠れた始まり、不透明な未来 2.4 スタートアップを支える現代の横丁 2.5 新宿・ゴールデン街:世界一密集した飲み屋街 2.6 渋谷・のんべい横丁:再開発を免れた極小の飲み屋街 2.7 西荻窪・柳小路:多国籍感あふれるローカルな飲み屋街 2.8 横丁から学ぶこと Case01 新宿・ゴールデン街 Case02 渋谷・のんべい横丁 Case03 西荻窪・柳小路
3 雑居ビル 3.1 誰も語らない、東京を象徴する建築 3.2 雑居ビルとは? 3.3 建物はどのようにして雑居ビルになるのか? 3.4 新宿・靖国通り:多様な業種が集積した歓楽街 3.5 神楽坂通り:規制緩和と闘う江戸情緒漂う商店街 3.6 新橋・烏森地区:駅前広場の喧騒を逃れた裏路地の小さな賑わい 3.7 雑居ビルから学ぶこと Case04 新宿・靖国通り Case05 神楽坂通り Case06 新橋・烏森地区
4 高架下建築 4.1 高架下に広がる都市空間 4.2 高架下建築の100年の変遷 4.3 アメ横:400店がひしめく高架下商店街 4.4 高円寺:気さくでオープンな都心周縁の商店街 4.5 銀座コリドー街:高速道路下の出会いの聖地 4.6 高架下建築から学ぶこと Case07 アメ横 Case08 高円寺 Case09 銀座コリドー街
5 暗渠ストリート 5.1 東京を流れる川のようなストリート 5.2 日本のストリートライフを退屈にする政策 5.3 暗渠ストリートの歴史 5.4 原宿・モーツァルト通り〜ブラームスの小径:商業地の喧騒を癒すオアシス 5.5 代々木の裏通り:住宅街のプライベートとパブリックの狭間 5.6 九品仏川緑道:緑地に変えて実現した豊かなパブリックライフ 5.7 暗渠ストリートから学ぶこと Case10 原宿・モーツァルト通り〜ブラームスの小径 Case11 代々木の裏通り Case12 九品仏川緑道
6 低層密集地域 6.1 都市を埋め尽くす膨大な住宅 6.2 低層密集地域とは? 6.3 低層密集地域の魅力 6.4 政策や経済の複合的要因で変質した住宅地 6.5 東中延:都心周縁に広がる典型的な生活空間の集積 6.6 月島:人工島のグリッドの街区が育んだ公共性 6.7 北白金:都心に残された再開発の緩衝地帯 6.8 低層密集地域から学ぶこと Case13 東中延 Case14 月島 Case15 北白金
7 新しい東京学を目指して 7.1 東京学の六つのアプローチ 7.2 自己オリエンタリズム:東京学の「日本人論」 7.3 東京を批評する新しいアプローチ
8 企業主導アーバニズムから、創発的アーバニズムへ 8.1 東京で拡大する企業主導アーバニズム 8.2 企業主導アーバニズムの失敗の要因 8.3 均質化の口実としての安全 8.4 創発的アーバニズムvs.企業主導アーバニズム 8.5 創発的な都市づくりを実現するために
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