著者は篤実なキリスト者であり、また教会堂建築のすべてを知り尽くした建築家。建築・改築を考えている教会のために、建築の素人にも十分理解できるていねいな語り口で、豊富な図版を活用しながら、持てる知識と技術を注ぎ込んで書き下ろした。教会堂の理念と歴史に常に立ち戻って基本を押さえつつ、現代日本の住環境、社会環境、文化的環境等を総合的に配慮し、与条件の中で最善の教会堂を建て上げるために必ず役立つガイドブックとなることを目指した。類書に乏しく、教会側のみならず、建築家にとっても貴重な参考書となるだろう。
■目次 ・はじめに ・第1章 教会堂の建築を始めるにあたって ・第2章 教会堂建築の歴史 ・第3章 設計者選び ・第4章 礼拝堂の計画 ・第5章 敷地を読む ・第6章 建築の構造と素材 ・第7章 教会堂の諸室と構成要素 ・第8章 教会堂の設備 ・第9章 教会堂建築の手順 ・第10章 施工業者選びから竣工まで ・第11章 式典 ・第12章 竣工引渡しをうけてから ・資料 ・出典・参考文献 ・あとがき
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