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書籍名: |
万博学 万国博覧会という、世界を把握する方法
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著者名: |
佐野真由子 編 |
発行所: |
思文閣 |
判型: |
B5 |
ページ: |
556 |
価格(税込): | ¥ 9,350 | 価格(税別): | ¥ 8,500 |
発行年月: |
2020.08 |
商品コード: |
78421992 |
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万博学、それは万国博覧会という研究対象を通じて可能になる、大きな学際的人間学の営みである。 19世紀半ばに始まり、今日につづく世界最大の公式催事、本書は32本の論考で、万国博覧会のさまざまな側面に着眼し、掘り下げたその先に、人類世界の歩みを浮き彫りにする。万国博覧会とは「世界を把握する方法」なのだ。
■目次 ・序説 万国博覧会という、世界を把握する方法 佐野真由子 ・万国博覧会と「ピアノ」の誕生 井上さつき ・新興産業としての七宝業と博覧会 技芸と技術と近代工芸 武藤夕佳里 ・勧農開物翁の幕末・明治 田中芳男と博覧会・博物館 沓名貴彦 ・万国博覧会とオスマン帝国人の世界観 ジラルデッリ 青木美由紀 ・渋沢栄一と万国博覧会 パリ万博(1867年)からパナマ太平洋万博(1915年)まで 関根仁
・BIEの設立と万博の20世紀 ・国際博覧会の歴史に博覧会国際事務局(BIE)が果たした役割 岩田泰 ・フランスと1928年国際博覧会条約 寺本敬子 ・紀元2600年記念日本万博の計画とその周辺 1930年代の国際博覧会日本展示をめぐる連続性 増山一成 ・戦時宣伝と写真壁画 山端祥玉と1939年ニューヨーク万国博覧会の[躍進日本]を中心に 白山眞理 ・万博日本館にみる「展示デザイン」の変遷 (構成・執筆 執行昭彦、森誠一朗、岸田匡平) ・ポストコロニアル時代のアイデンティティ・ポリティクスと万国博覧会におけるフィリピン館 1958-1992 エドソン・G・カバルフィン ・[コラム]モントリオールの困惑 1967年博の日本館展示問題 市川文彦
・特集 1970年大阪万博 ・[コラム]大阪万博への飛翔 清水章 ・1970年大阪万博の基本理念 「万国博を考える会」による草案作成の背景と経緯 五月女賢司 ・昭和天皇と万国博覧会 牧原出 ・リニアと原爆 大阪万博日本館における科学技術展示の生成 有賀暢迪 ・大阪万博における企業パビリオンのブループリント 飯田豊 ・1970年日本万国博覧会における仏教的造形物の役割 君島彩子 ・1970年キリスト教界における戦後主体性論争 大阪万博キリスト教館と万博反対運動 増田斎 ・建築家と万国博覧会 EXPO'70の黒川紀章から考える 井上章一 ・1970年日本万国博覧会の先進性と評価をめぐって 産業技術史の視点から 橋爪紳也
・世界を映し続ける万博 ・堺屋太一オーラル・ヒストリー ・万博に戦後史を読む 沖縄海洋博(1975年)を中心に 聞き手:牧原出、佐野真由子 ・沖縄国際海洋博覧会と沖縄観光 神田孝治 ・展示装飾業からディスプレイ業へ 大阪万博前後からの展開 石川敦子 ・万国博覧会に関する来場経験者の長期記憶 モントリオール、大阪、バンクーバー、ブリスベン、愛知の万博を題材に 清水寛之、デイヴィッド・アンダーソン ・[コラム]上海万博の「セルヴィス・ルソー」 グローバル・アート・ヒストリーへの階梯 鵜飼敦子 ・物語作りとデザイン ミラノ万博 ウィーベ・カウテルト ・博覧会の「ゆきさき」を考える 博覧会をつくる現場から 澤田裕二 ・万博における中国要素(プレゼンス) 江原規由 ・万国博覧会の遺産としての博物館 夢の後始末をめぐって 中牧弘允 ・近代博から現代博への運営システム転換 1851〜2017 褒賞制・売却制・展示法に映った<世界> 市川文彦
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