美術館は箱でよいのか。見せることだけに焦点を絞る美術関係者に対して、岡田新一は鑑賞する立場や、都市文化施設としての美術館のあり方を主張する。豊富な設計例をもとに、芸術と空間の至福な関係を解き明かす。
■目次 ・芸術と空間の至福な関係 館から美術館へ 美術館の空間 多様な使い方を誘発する固定化された空間 光と美術館 建築より学芸へ 展示について
・美術館作品 宇都宮美術館 宮崎県立美術館 鳥取建築美術館設計競技案 島根県立美術館設計競技案 東京都現代美術館設計競技案 麻布美術工芸館 滋賀県立美術館設計競技案 岡山県立美術館 北海道立三岸好太郎美術館 中近東文化センター 岡山市立オリエント美術館
・展示について 空間による展示 展示パネル・展示ケース モジュール 照明 サポートする領域
・博物館作品 日本郵船歴史資料館 陸別町関寛斎資料館 函館市開港記念館 オニヅカペースセンター まほろば・童話の里浜田広介記念館 福島市古関裕而記念館 新宿区立新宿歴史博物館 日野市ふるさと博物館 一茶ゆかりの里記念館 大潟村干拓博物館 みちのく北方漁船博物館 オープンシティ・ミュージアムはこだて
・あとがき
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