路地はまちづくりのいちばん重要なヴォキャブラリー、大きな広場から小さな広場、そして路地へと空間の段階構成があって、みんな生き生きしている−(陣内秀信)
都市の空間原理を読み解く、世界の路地スタディの決定版。インド、中国、プラハ、ドイツ、京都・大阪など10都市を解析していく。
■目次 序 路地とは何か ドーヂの世界が今も? 上田篤
1 オールドデリーのチャンドニー・チョーク 群れ型に都市化する 中岡義介 2 ジョグジャカルタのカンプン 安寧の路地 鳴海邦碩 3 鹿港の巷 壊れやすい路地 角野幸博 4 上海の里弄 方形街区の内部世界に迫る 高村雅彦 5 北京の胡同 生活空間としての路地 金沢成保 6 ソウルの北村韓屋村 美しさより居心地のよさ 久隆浩 7 プラハのアールヌーヴォータウン 貧民の路地がアートの辻に 田中充子 8 ベルリンのハケッシャホーへ 新しい家より古い家と中庭がいい 内山佳代子 9 ニューヨークの路地空間 メガ・ヴィレッジの歩行者たち 渡辺真理 10 京都と大阪の路地 人工の都市から自然の都市へ 田端修
結 対談:世界の路地・日本の路地 脱サラリーマン社会にむけて 陣内秀信+上田篤
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