明治40年から大正11年にかけて清水組(現在の清水建設)が設計竣工した、財界著名人らの邸宅45件を紹介。建物内部の展開図や家具調度品の図面・デザインもわかる彩色図125枚を色鮮やかなカラーで復元。充実の解説とデータで読み解く近代日本住宅の源流。
■目次 ・はじめに 文化資産としての建築図面「彩色図集」 ・図面編 第一部 「彩色図集」の世界 「設計図集 住宅ノ巻 自1907年至1923年」 「設計図集 室内並家具電灯ノ巻 自1909年至1913年」(抄) 彩色図面解説 第二部 彩色図面から見える建築の多様な世界 「彩色図集」のなりたち 「彩色図集」に見られる近代上流住宅の設計手法について 「彩色図集」に見る和洋折衷住宅の様相 明治末から大正期にかけての上流住宅の設備 「鉄筋コンクリート蔵」の出現 晩香廬 志水組におけるアーツ・アンド・クラフツの建築 芝田町八丁目・柳沢保恵伯爵邸の変遷 渋沢栄一をめぐる施主たち ・資料編 第一部 「彩色図集」データ 発注者に関する資料 「彩色図集」邸宅所在地(東京都内) 「彩色図集」掲載住宅に関する建築雑誌記事・写真・図面リスト 第二部 清水組の設計組織 沿革 設計部門在籍者(明治19年〜大正14年) 「設計図」の図面名称欄の変遷 ・あとがき
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