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書籍名: |
山林都市 黒谷了太郎の思想とその展開
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著者名: |
堀田典裕 |
発行所: |
彰国社 |
判型: |
B5 |
ページ: |
173 |
価格(税込): | ¥ 3,080 | 価格(税別): | ¥ 2,800 |
発行年月: |
2012.12 |
商品コード: |
39501037 |
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詠み人知らずとなったユートピア。 職住一体で経済的に自立し、エネルギーを地産地消する都市。家屋の3倍の面積を標準とする宅地が並び、電気自動車が走るその都市は、大きな家庭でなければならない、、、、。大正10年に「山林都市」を著し、た黒谷了太郎は、その実現をみることなく一生を閉じた。 一方で、第二次世界大戦後に西山夘三・丹下健三・菊竹清訓・山下和正らが手掛けた計画の中には、「山林都市」「森林都市」「林間都市」「山岳都市」という言葉を見出すことができる。敗戦から高度経済成長を経てバブル経済が破綻する道程において、黒谷の「山林都市」は、現れては消えていく「詠み人知らずのユートピア」となっていた。 「山林都市」の実現は、われわれ日本人の彼岸なのかもしれない。
■目次 ・第一章 「山林都市」前史 「山容」の美学、「林相」の美学
・第二章 山林都市/一名林間都市 都市計画家・黒谷了太郎、「山林都市」の特徴 「山林都市」以外の著作について 黒谷了太郎による「山林都市」の位置づけ
・第三章 「山林都市」の想像力 都市計画愛知地方委員会による整地事業 小田原急行鉄道株式会社による「林間都市計画」 B・タウトによる「生駒山嶺小都市計画」 小林一三による「森林公園式都会」
・第四章 「山林都市」の構想力 西山夘三、菊竹清訓、南海電鉄による住宅地としての「山林都市」 丹下健三、菊竹清訓、山下和正らによる別荘地としての「山林都市」
・第五章 「山林都市」のデザイン 「斜面」のデザイン、「緑地」のデザイン 「山林都市」の遺伝子
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