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書籍名: |
建築のちから
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著者名: |
内藤廣 |
発行所: |
王国社 |
判型: |
四六 |
ページ: |
240 |
価格(税込): | ¥ 2,090 | 価格(税別): | ¥ 1,900 |
発行年月: |
2009.07 |
商品コード: |
86073044 |
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建築家として、土木(社会基盤)の教授として、この間「島根県芸術文化センター」から「日向市駅」「高知駅」まで、ふたつのジャンルにまたがる息の長い仕事をしてきた内藤廣が「建築家は勇気を持って建築のちからを見出し、価値を問い直し、無数の人びとに望むところに目を向けるときではないか」と投げかける。 写真図版も掲載。
いま基本にたちもどって− 建築に何が可能か。 我々は建物の完成や品質や作品性にこだわりすぎていないか。建築の本懐はその誕生ではなく、時代と共に生きていく時間の中にこそあるはずではないか。渾身の問題提起の書。(帯オモテ)
どのような建物にも、「建築の力」は内在するはずだ。それを見出し、価値を問い直し、無数の人びとの望むところへ向けて行使すべきだ。そこに生まれるはずの何ものにも代え難い歓びは、名誉や自己満足や経済を超えて、建築家が設計に込めた努力に報いるはずだ。(本文より)
■目次 ・1章 建築のちからをめぐって 建築の力 地球の裏側から考える 建築に何が可能か 三十五年目の建築論 反時代的考察 インナースケープを探して 川の流れと風の流れ 身体感覚だけでつくる 「施主道のようなものについて」雅樂倶顛末記 異なる価値があたりまえのように併存すること 伝統、思考、場所、時間、空間、今 密やかで過激な試み 街と共にあること/日常生活の場 既存部に負担をかけない自立した構造体をつくる 意図的に無為であること ・第2章 建築の広がりをめぐって 都市戦略としてのデザイン 都市再生は駅再生から これがほんとの悪戦苦闘、日向物語 建築家に何ができるか 鰹節か維新精神か 書を捨てよ、町へ出よう 線から面へ−町に広がれるか 景観という戦略 知的財産権について 技術と景観 ・3章 建築の言葉をめぐって 建築に思想はあるか よそゆき超高層は不要 大切なものほど分かりにくい 建築の価値・賞の価値 罵る言葉 本郷キャンパスの現在 建築家は木を切るな 時間の重さに対する責任 絶望することはない、街に出よ ・4章 人のちからをめぐって 篠原修の居る風景 「山」と「家」 前川國男と時間 公正と陰影 遥かなる物語、括る視線 毒と薬 アアルトの窓辺 独立・勇気・祝福「ロヘリオ・サルモナの建築」展によせて サルモナの後ろ姿
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