「市民社会の芯になる建築」とはどのようなものであるべきか、図書館・美術館・博物館・音楽ホール、そして市民会館・市庁舎等を通じて「開かれた公共の建築」の望ましい姿を求め続けた建築家、前川國男の建築作品集。
■目次 I 巻 ・方法論という名の作品集 河原一郎 ・作風 前川國男の建築における時間・空間 撮影 村井修 ・方法と典型 はじめにプランありき
典型12題 旧前川邸/神奈川県立図書館・音楽堂/ミドビル/世田谷区民会館/京都会館/東京文化会館/埼玉会館/埼玉県立博物館/東京海上ビル/ケルン市立東洋美術館/熊本県立美術館/弘前市斎場 ・作品目録
II巻 ・前川國男論 前川國男と日本のモダニスト美学の抬頭 ジョナサン・M・レイノルズ/殉教の前川國男-京都会館を軸にして 永田祐三/戦後日本の近代化と前川國男 原広司/前川國男における日本的感性 平良敬一/拙を守り尽日を求めて-前川國男論 大谷幸夫/前川國男における組織への思想 鬼頭梓
・前川國男年譜 橋本功/奥平耕造/山口廣 ・年譜ノート-前川國男小史 宮内嘉久 ・文献目録 ・索引 ・あとがき
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