本書は、その土地に住む人々にとって、かつての日本の都市の良さをどう受け継ぐか、そしてこれからの都市のデザインはどうあるべきかを、建築・土木・都市のジャンルを超えて問題提起したもの。時代を振り返りつつ語られる内容は、これからの「景観法」時代において専門家が備えておくべき素養が凝縮した必読の書。 ■目次 ・1章 都市はいかにあるべきか(伝統的なまちなみを意識 新しい都市環境を模索せよ/西欧を追うだけでは日本のまちは美しくならない/ほか) ・2章 水辺空間の魅力(人々の生活に密着する水辺空間を意識する/水辺デザインの守るべき要点、それは水の流れを美しく見せること/ほか) ・3章 伝統と近代-道・名所・公園(道路景観の役割 道は移動するためだけのものではない/規格という文明の箱 沿線の風景が変わる高速道路の宿命/ほか)
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