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書籍名: |
産業遺産の記憶と表象 「軍艦島」をめぐるポリティクス
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著者名: |
木村至聖 |
発行所: |
京都大学学術出版会 |
判型: |
A5 |
ページ: |
272 |
価格(税込): | ¥ 3,850 | 価格(税別): | ¥ 3,500 |
発行年月: |
2014.12 |
商品コード: |
87698546 |
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「軍艦島」独特の景観を持つ廃墟は、国家にとっては近代化の威信の証し・地域にとってはアイデンティティの源泉・時には失われたものへのロマンティシズムの対象として扱われ、そして今や人類的な歴史遺産となろうとしている。本書は産業遺産をめぐる重層的な「表象実践」(意味づけと活用の営み) を世界の炭鉱遺産の比較の中で論じる好著。
■目次 ・はじめに 軍艦島との出会い ・序章 「遺産」化現象と現代社会 ・第一部 文化遺産とその表象 1章 文化遺産とは何か 2章 廃墟から文化遺産へ 3章 労働文化の文化遺産化とその問題・ ・第二部 炭鉱の記憶と遺構 4章 日本の産炭地の経験をめぐって 5章 炭鉱遺構・遺物の展示と表象 歴史と事例 ・第三部 軍艦島 日本の産業遺産と「地元」住民による表象実践
6章 「軍艦島」への多様なまなざし 7章 「地元」の創出 軍艦島と地域社会 8章 地域社会における軍艦島の活用 9章 リスケーリングされる炭鉱の表象 終章 産業遺産は社会に何をもたらすのか
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