日本近代建築の草分けの一人である谷口吉郎は、藤村記念堂、東宮御所、迎賓館和風別館など和風の傑作を多く成し、かつ名文家としても知られた。その生涯にわたる多彩な営為を写真、詳細図で紹介するとともに、対談、論文、シンポジウムなどを通して再評価する。
■目次 ・まえがき いま、なぜ谷口吉郎か ・対談 「真っ黒なスケッチ」と「清らかな意匠」 清家清+仙田満 ・論文 意匠への傾倒「プロポーションの世界」の可能性 藤岡洋保 ・論文 谷口吉郎のドイツ新古典主義との出会い 杉本俊多 ・エッセイ 菊池重郎/栗原勝/関龍夫/三枝守正/田中一 太田茂久佐/中島隆/白濱謙一/由良滋 半澤重信/田島学/砂川雄二郎 ・論文 『雪あかり日記』考 内田祥士 ・シンポジウム 谷口吉郎を通して伝統を考える 隈研吾・藤森照信・藤岡洋保 ・作品リスト ・著作リスト ・参考文献 ・作品
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