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書籍名: |
JA 50 Office Urbanism オフィス/アーバニズム
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著者名: |
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発行所: |
新建築社 |
判型: |
A4 |
ページ: |
128 |
価格 : | 在庫なしのため未定 (入荷後状態によって価格設定を行います) |
発行年月: |
2003.07 |
商品コード: |
51330307 |
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品切 / 探求書申込扱いとなります。
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低額古書 |
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2003年、東京都心の大規模開発が相次いで完成を迎える。その影響もあって、東京における延床面積10.000m2以上のオフィスビル年間供給量は、史上最大になるという。今後、「近・新・大」を求めて企業のオフィス移転は急激に活性化し、その一方で、空き室を有するビルが大量に発生することは想像に難くない。もはやスペースを提供するだけでは、オフィスビルは成り立たなくなるだろう。また急激なIT発展に伴う、ワークスタイルの変化も大きい。不況を通して、企業もオフィスの利用価値を厳密に判断する傾向にある中、その効果を最大限に発揮できるような新たなタイプのワークプレースが望まれている。それは一体どのようなものであろうか。その問いにひとつの答えを提示しているのが、建築家、計画学者らを中心に各分野のエキスパートが集合したこのプロジェクトチームである。彼らが実現すべく提案したのは、建物だけにとどまらない。それは組織形態の変革や運営方法、ITのフル活用やツールの提案も包括的に含んだワークプレイスのあり方だった。また、それが表出する都市に対する可能性も模索している。それら複雑な要素が絡み合ってこのプロジェクトはでき上がっている。しかもヴォリュームは、まるで街を内包してしまうかのような規模である。そこでは、旧来のピラミッド型の組織形態である部門単位のグループワークから、個人の能力とプロフェッショナリズムを基盤としたプロジェクトワークへの移行が必要であることを唱え、プロジェクト単位で所属とは無関係に人がフレキシブルに離合集散するフラットな組織づくりを促している。また、このプロジェクトを進めるチーム自体も同じようにフラットな組織からなることも興味深い。彼らが考えたワークプレイスは、はたしてどのようなものであったのか、ここに紹介する。
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