本書は、人々に住む喜びを与える都市とはどんな都市かというテーマのもとに、視覚・心理・行動様式の研究から都市のさまざまな型を析出する。また、都市を再び人間らしい生活の拠点とするためのデザイン原則をあげて、美しく住みやすい街のあり方を考えている。さらに、都市の外観にはどんな重要性があるのかをボストン、ジャージ・シティ、ロサンゼルスの三つの都市を例に、都市的なスケールを持つ視覚的形態と取り組むためのひとつの手法を示している。
■目次 ・序文 ・I 環境のイメージ わかりやすさ/イメージづくり/ストラクチャーとアイデンティティ/イメージアビリティ ・II 3つの都市 ボストン/ジャージー・シティ/ロサンゼルス/共通のテーマ ・III 都市のイメージとそのエレメント バス/エッジ/ディストリクト/ノード/ランドマーク/エレメントの相互関係/変化するイメージ/イメージの特質 ・IV 都市の形態 バスをデザインする/他のエレメントのデザイン/形態の特質/全体としての感じ/大都市の形態/デザインの過程 ・V 新しいスケール ・付録 オリエンテーションに関して/調査と分析の方法/2つの分析例 ・書目 ・解説 ・訳者あとがき
■函ナシ、ソフトカバーの新装版もございます。新装版では西村幸夫氏のコラムが付け加えられました。
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