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書籍名: |
わたしの家 痕跡としての住まい
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著者名: |
柏木博 |
発行所: |
亜紀書房 |
判型: |
四六 |
ページ: |
327 |
価格(税込): | ¥ 2,200 | 価格(税別): | ¥ 2,000 |
発行年月: |
2013.03 |
商品コード: |
75051303 |
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品切 / 探求書申込扱いとなります。
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ベンヤミンは、近代化以降、「家」もしくは「室内」は、その人らしさを映し出す「痕跡」であるといっている。どんなに乱雑な部屋でも、あるいはある一つの趣味に統一された室内でも、最小限のスペースしかない家であろうとも、家からはそこに住まう人が見えてくる。最小限の家コルビュジエの南仏の小屋。書物を読み書くことを優先させた荷風の偏奇館。放浪作家、林芙美子の終の棲家・・。本書では、デザイナーや作家などの家を例にとりながら、人と家との関係について探っていく。 人にとって居場所、終え、部屋とはなんなのだろうか。人は家に何を求めるのだろうか。そのことを歴史的に捉え直したのが本書である。
■目次 ・はじめに 1. 室内と痕跡 室内の観相学 最小限の住宅、ル・コルビュジエのカバノン 身体を補足する装置、ル・コルビュジエの家具 コラージュとしての室内、自己の表象 箱・キャビネット・室内という書物 ポーとソローの家、ポール・オースターの小説から いつも明かりを求め楽しんできた 2. 作家たちの家 偏奇館の「断腸邸日常」、荷風の室内 木兎の家、童謡作家・白秋の田舎家 放浪ではなく終の棲家、林芙美子邸 コスモスとしての花壇、宮沢賢治の庭 主人のメトニミーとして、渋澤龍彦の部屋 生活者の手ざわり、柳宗悦邸見学記 女中タキの「部屋」、中島京子「小さいおうち」 3. 室内と安全 「わたし」と「わたし」を隔てるもの 鍵=内と外を認識させる装置 防御・防護・遮断することをめぐって 個人の居場所、室内・パソコンへの侵害 街路の傍観者・監視者 ・あとがき
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