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書籍名: |
探偵小説の室内
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著者名: |
柏木博 |
発行所: |
白水社 |
判型: |
四六 |
ページ: |
246 |
価格(税込): | ¥ 2,640 | 価格(税別): | ¥ 2,400 |
発行年月: |
2011.02 |
商品コード: |
56008115 |
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品切 / 探求書申込扱いとなります。
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不在の人間が残したさまざまな出来事や行動。その人間の内面を映し出す装置としての室内。15の作品からその構造を巧みな視点で読み取る。 ■目次 はじめに
I ・プロスペロ公とは誰か ポオ「赤死病の仮面」 ・骨董趣味とタイプライター クロフツ「樽」 ・精神分析学的な室内の観相者 コナン・ドイル「緋色の研究」 ・姿勢を制限する狭い室内 カフカ「ブルームフェルト、ある中年の独身者」 ・自我消失の恐怖とドッペルゲンガー ポオ「ウィリアム・ウィルソン」
II ・迷宮室内 江戸川乱歩「悪魔の紋章」 ・何もない室内 つげ義春「退屈な部屋」 ・保守化する生命体 阿部公房「鉛の卵」 ・ものを堆積させた室内 橋本治「巡礼」 ・喪失する室内 水村美苗
III ・室内を失った男 ポール・オースター「シティ・オヴ・グラス」 ・収容所の室内 シュリンク「朗読者」 ・19世紀の室内と電脳空間 ウィリアム・ギブソン「ニューロマンサー」 ・その日暮らしの老人の室内 マラマッド「悼む人たち」 ・テロリストは室内を持たない ジャン=パトリック・マンシェット「眠りなき狙撃者」
引用・参考文献 あとがき
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