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書籍名: |
東京のヤミ市
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著者名: |
松平誠 |
発行所: |
講談社 |
判型: |
文庫 |
ページ: |
209 |
価格(税込): | ¥ 1,012 | 価格(税別): | ¥ 920 |
発行年月: |
2019.10 |
商品コード: |
06517115 |
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新宿、渋谷、新橋、池袋、上野・・焼け跡となった街に、ふたたび人とモノがあつまり、立ち上げられたマーケット。「戦後東京」の原風景を形づくったと語られ、いまや歴史の中に霞みつつあるヤミ市とは、いったい何だったのか。 食べるものも着るものも「あるべきところにあるべきものがない」敗戦直後、人々は統制経済の網の目をかいくぐり、生きるための商いを、そこで営んだ。ゴザの上に芋を並べた露店は、やがて電気ガス水道をそなえた商店となり、カストリと焼き鳥の飲み屋ができ、ありとあらゆる雑貨が流れ込んでゆく。そうして日々の暮らしを立て直そうとする庶民たちの「復興」は、テキ屋たちのプロデュースにより加速され、巨大な盛り場を生み出していった。丹念なフィールドワークにより都市生活文化の探究を続けてきた著者が、ヤミ市のリアルな姿を蘇らせる。
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