本書は、日本各地に残る、集団としての民家あるいは都市住宅型の民家である町家の研究書である。内容は、上田篤による「町家論」と、「都市住宅」で連載されたものに加筆補正し再録しているものの二部構成となっている。近年消えつつある町家が生きていた時代の資料としても価値のある一冊。
■目次 ・第一部「町家論 知における空間の諸相」 序・瓦屋根の町なみ/町家以前/町家/町家の解体/展望・新しい町家 ・第二部「町と町家の調査」 高田/西陣/法蓮町/近江八幡/平田/錦/輪島/須坂/五番町/彦根/三国/角館/笠岡/黒木/志度/祗園/山崎/佐渡/甲浦/道修町/佐原/伏見/有松/沖縄先島 ・町家 まとめ ・あとがき
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