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| 書籍名： |
紙の建築 行動する 建築家は社会のために何ができるのか
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| 著者名： |
坂茂 |
| 発行所： |
岩波書店 |
| 判型： |
文庫 |
ページ： |
208 |
| 価格(税込)： | ¥ 1,496 | 価格(税別)： | ¥ 1,360 |
| 発行年月： |
2016.06 |
商品コード： |
00603299 |
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人は建物によって命を落とすが、建築家は命を守ることもできる。阪神淡路大震災以降、世界中の被災者や難民のためにシェルターを供給し続ける坂茂。紙を構造材として使う驚くべき発想を実用化し、人道的な取り組みに導入してきたプロセスを語るドキュメント。カラー写真多数収録。1998年刊行の同タイトルを文庫化に際し訂正・加筆、あとがきが加えられている。
■目次
1. 阪神・淡路大震災
鷹取教会
紙のコミュニティー・ホール「紙の教会」
建設資金とボランティア集め
ボランティア・リーダー和田耕一さん
仮設住宅「紙のログハウス」
やらせを強要するマスコミ
ボランティアは誰のため？
Xデーの決行「紙のログハウス」の建設
「家具のアパート」の提案
2. 紙は進化した木だ
弱い材料を弱いなりに使う
紙管の強度・構造実験
「アルヴァ・アアルト展」の会場構成
実現しなかった初の「紙の建築」と堺屋太一さん
「水琴窟の東屋」
「ときめき小田原夢まつり」メインホール
「詩人の書庫」
「紙の家」
「紙のギャラリー」と三宅一生さん
「紙のドーム」
2000年ハノーバー万国博覧会日本館
3. 留学
アメリカ留学を決めるまで
南カリフォルニア建築大学（サイアーク）
クーパー・ユニオン
ジョン・ヘイダック先生の教育
磯崎新アトリエ
4.出会い
アイディアあふれる建築家 エミリオ・アンバースさん
恩人（？）友人（？）詩人 高橋睦郎さん
世界で最も建築を見ている写真家 二川幸夫さん
紙の建築を実現してくれた構造家 松井源吾先生
5.国連で生かす紙の建築
ルワンダ難民
「紙の難民用シェルター」
UNHCRの建築家 ウォルフガング・ノイマンさん
紙管の現地生産実験
もっと必要な日本人国連職員
UNHCRとNGOの関係
本部と現場のギャップ
日本の環境分野での貢献
6.建築家の社会貢献
ボランティアが苦手な日本人
相手の立場に立った援助を
建築家は社会の役に立っているか？
ルワンダ帰還難民用住宅
カンボジアのスラムに洪水にも耐える家を
北朝鮮の建築・人・生活
ゼネコン名前入り現場用シート計画
NGO・VANの設立
・文庫版あとがき その後の「紙の建築」
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