|
書籍名: |
日本の伝統建築の構法 柔軟性と寿命
|
著者名: |
内田祥哉 |
発行所: |
市ヶ谷出版社 |
判型: |
B5 |
ページ: |
138 |
価格(税込): | ¥ 2,200 | 価格(税別): | ¥ 2,000 |
発行年月: |
2009.10 |
商品コード: |
87071284 |
|
|
日本の建築物は明治時代まで殆どが木造建築であり、民家でも100年を超える多くの長寿命建築を支えてきた。本書では、日本建築の将来の寿命延長を考えるにあたり、社会の変遷に応じた増改築を行ってきた伝統的町家から、伝統構法のフレキシブルなシステムを見つめ直す。
■目次 第1章 木造建築の多様性 木造建築の多様性/木造住宅 第2章 和風伝統住宅のフレキシビリティー 和風建築と引き戸/壁の移動、柱の移動 なぜ増改築が自在なのか 増改築自在の範囲は畳モデュールの上で 規格生産に向いた「畳」モデュール 真壁造りのすべてが増改築自在であったか 和小屋化したプレハブの小屋組 和小屋の平面形のフレキシビリティー 和小屋のうま味/和小屋と真壁造りの合体 ヨーロッパに和小屋はないか/和小屋のルーツ 第3章 構法から見た桂離宮 桂離宮の増改築/背割り/チリじゃくり 継手・仕口と材料など/仕上げ 第4章 戦後の伝統木造建築の流れ 戦後の復興は国産材に頼る木造建築 日本の鉄筋コンクリート 都市不燃化に対する世論の高まり 森林資源の枯渇・木造建築の衰退 「森林建築研究フォラム」の発足 伝統的木造建築の新築 紆余曲折の社寺建築の新築 木造建築の衰退と復活 木の建築賞/4地域が一巡した 木材は水と太陽に恵まれた豊富な国産資源 第5章 文化財建造物見て歩き 旧四閑谷学校講堂/第四高等中学校 第五高等中学校/松本高等学校 札幌農学校演武場(時計台) 自由学園明日館/渡辺家住宅・佐藤家住宅 成巽閣/如庵/浄土寺浄土堂 当麻寺東塔/西塔/正倉院正倉 第6章 建築の寿命 人間の寿命、住宅の寿命 コンクリート建築は歴史的建築物となり得るか 最近のコンクリートは、100年耐えられるか 鉄筋コンクリート建築の実態を知りたい 近代建築の保存と長寿建築対策 まとめ 構法の技術と建築物の寿命 出展一覧 戦後大規模木造建築新築 あとがき
|
|
|
|
|
|