ドイツの世界的建築家タウトが1933年から三年間、日本に滞在した際の見聞記。桂離宮、伊勢神宮、床の間とその裏側から日本の農家、心、禅、いかものといんちき、げてものかアヒカラなどについて日本人の心象・季節感まで幅広く語る。日本文化の再評価に大きく貢献したタウトの遺稿を知己であった訳者が再編集した珠玉の論考集。 ■目次 ・日本美の開顕 私は日本建築をどう見るか/桂離宮/伊勢神宮/日本建築の世界的奇跡/日本の農家 ・日本文化の形相 日本の心/禅/単純のかなの豊富/床の間とその裏側/いかものといんいtき/げてものかハイカラか ・日本の自然 日本の四季 ・奈良 ・解説 ・中公文庫版解説
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