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書籍名: |
五十八さんの数寄屋
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著者名: |
藤森照信、田野倉徹也 |
発行所: |
鹿島出版会 |
判型: |
A5 |
ページ: |
193 |
価格(税込): | ¥ 3,740 | 価格(税別): | ¥ 3,400 |
発行年月: |
2020.06 |
商品コード: |
30604677 |
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伝統的数寄屋を近代化し、近代数寄屋を生み出した吉田五十八の設計作法を、最晩年の住宅作品・岸信介邸を中心にひもとく。
なぜ、吉田は、日本の伝統的住宅様式である書院造と数寄屋造のうち、後者の近代化にのみもっぱら取り組んだのか。藤森照信 [序章より]
時代を経るうちに茶湯から少しずつ離れ、「『崩し』としての数寄屋」だけが意匠として独立する流れがあったように思える。炉の切られていない家、茶を嗜まない主人の家、茶湯とは関係のない建物でさえ、数寄屋造と呼ばれうることに注意しなくてはならない。 そこに共通するものは何であろうか。田野倉徹也 [本文より]
■目次 序章 建築史上の吉田五十八 再録・近代数寄屋住宅と明朗性(吉田五十八)
[吉田五十八の普請物語] 第1章 吉田五十八の数寄屋 近代数寄屋の巨匠、吉田五十八の建築思想 吉田五十八の設計施工、建築家と大工棟梁との距離 第2章 数寄屋の近代化にこめたもの 岸邸を中心に ・最晩年の住宅作品:岸信介邸 柱のはなし、屋根のはなし、天井のはなし 大壁−法規制、大壁−木割 建具のはなし1 引込戸と荒組障子 建具のはなし2 部屋の主と従 布と新建材、照明のはなし、様式のはなし 第3章 吉田五十八の茶室 小林古径邸、加藤邸、吉田五十八自邸、北村邸 猪股邸「勁松庵」、万国博覧会松下館内「万松庵」(1970 年) 第4章 平成吉田五十八考 Appendix対談「吉田五十八の仕事」 藤森照信×田野倉徹也
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