住まいと生活の変容の過程は、多くの人々が住まいを求めて自由に描いてきた「間取り」に残されている。本書では、そうして「間取り」や住まいに関する言説を通して、明治から大正、そして昭和初期に行われた住まいの変化をたどりながら、今後の間取りと住まいのありかたについて考える。 ■目次 ・序章 住まい全体が見えなくなった ・第1章 忘れられた美風 ・第2章 誰もいなくなった部屋 ・第3章 いま最も大切な空間 ・第4章 男の空間、女の空間はどこに消えた ・第5章 大人が入れない ・第6章 眠るだけの場所になっていないか ・第7章 ひとりになれる最後の逃げ場 ・終章 「部屋」という考え方を捨てる ・おわりに
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