吉阪隆正が「かんそうなめくじ」の名を借りて人類や文明について語る「かんそうなめくじの弁」3編を柱に、自伝的「わが住まいの変遷史」他の論文や、夫人、妹による回想、未発表写真を収録。
■目次 ・かんそうなめくじの弁 1966年 日本万博に期待する 五本目の脚/不信の逆手 ・日本の都市・世界の都市 世界平和は相互理解から/私のヨーロッパ歴史解釈/文化人類学からの比較/住居形態からの比較/先進国日本 ・かんそうなめくじの弁 1971年 月は西から東に向かう 五年目にまた/ツーテンジャックのルール/一次元の世界をつくる馬鹿/いのちのためのくらしの害/知恵を働かすほど困るようになる/一度にひとつしかできないこと/月は西から東に向かうこと ・大学と国際交流-個人的体験を通じて 親が国際交流の仕事に従事している時の子供の立場/留学生/遠征/招聘、交流/国際会議/建築の分野で/ツーリスト・ビューロー ・かんそうなめくじの弁 1976年 五本目の脚 変身/日出づる方を大切にせよ/科学は限定された世界像/知と別の友愛 ・わが住まいの変遷史 誕生の前後/幼年期の頃/少年期頃のテリトリー/ジュネーブのお屋敷で/下宿時代/1945年5月25日焼失/同居から単居まで/もう一つの経験/「薩摩会館」での二年間/アルゼンチンでの二年間/百人町の改装と拡大/ボストンでの転機 ・兄のこと 川久保よし子 ・かんそうなめくじの妻 大いに語る 1982年 吉阪ふく ・あとがきにかわって 三宅豊彦
|
|