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書籍名: |
ル・コルビュジエ 生政治としてのユルバニスム
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著者名: |
八束はじめ |
発行所: |
青土社 |
判型: |
四六 |
ページ: |
412 |
価格(税込): | ¥ 3,080 | 価格(税別): | ¥ 2,800 |
発行年月: |
2014.01 |
商品コード: |
79176755 |
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機能性と快適性を徹底的に追求した幸福と希望の建築家と称されるル・コルビュジエは、いかにして「ル・コルビュジエ」となったのか。矛盾を孕んだ様々な歴史と思想のなかで、彼は理想的大都市とは何か問う。その根源的な問いかけ、また生政治としてのユルバスムがミシェル・フーコーの思想に直結する。コルビュジエの新たな一面を照射する、八束はじめによる渾身の論集。
■目次 ・第I部 地域主義の淵源 国際主義/地域主義/ヴィシー:「国民革命」と地域主義/地域主義の淵源:ピエール・フレデリック・ル・プレェ/人文地理学的空間/総力戦の空間と地域主義/若きジャンヌレの「新しい本」:ドイツにおける地域主義と装飾芸術/二つの地域主義 ・第II部 マシニズムで武装したサン・シモン主義者 機械の独裁:テーラー主義/サン・シモン主義とル・コルビュジエ/機能主義というモデル/「建築か革命か」/社会技術としてのユルバニスム/メタ言語=関連性としての都市 ・第III部 知の宮殿 「ムンダネウム」 ポール・オトレ:空間化されたワールド・ワイド・ウェブ/パトリック・ゲデスの「インデックス博物館」/「世界都市」と「国際連盟」/クライントと建築家:奇妙なチャートあるいは機能主義/「聖なる世界山」:風景と地域と幾何学と/幸福の建築家 and/or 呪われた思想家
ル・コルビュジエVS.(?)ジョルジュ・バタイユ ・第IV部 分類すること(名付けること)と配置すること 都市百科全書としての「輝く都市」/アテネ会議とオットー・ノイラート/バベルの塔としてのCIAM/百科全書とシステム/「始源のもどき」としての「アテネ憲章」/都市のマトリックス:CIAM格子 ・第V部 規律と計画:一致することと相違すること ノルマリザシオン/「統計」とタイプ/差異について(1) タイプとノーム/差異について(2) 統計学的な差異と地域的な差異:優生学とル・コルビュジエ/受け継がれたもの ・第IV部 異なるものと他なるもの 無限博物館とミノタウロス:異なるもの/他者たち(1):越境する者たち/植民地のモダニスト(1):ユベール・リヨテ/分離すること:アパルトヘイト都市?/博覧会という政治的フィールド(1):国際植民地博覧会/一万分の一の反対者たちと「科学」:不可能な二分法/植民地のモダニスト(2):ル・コルビュジエとアルジェ/他者たち(2):カスパの魅惑/博覧会という政治的フィールド(2):「輝く都市の胎児」/habitat 居住概念の拡張/アフリカ大都市の死と生
・付記 ルドゥからル・コルビュジエまで
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