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書籍名: |
窓の環境史 近代日本の公衆衛生からみる住まいと自然のポリティクス
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著者名: |
西川純司 |
発行所: |
青土社 |
判型: |
四六 |
ページ: |
321 |
価格(税込): | ¥ 3,080 | 価格(税別): | ¥ 2,800 |
発行年月: |
2022.03 |
商品コード: |
79177458 |
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住まいの生権力からうかびあがる、日光・空気・紫外線の統治 人びとは自身の生をケアするために、環境に依存して生きている。そして住まいという場こそ、人間/非人間をめぐるポリティクスをとらえる磁場となるのだ。人びとと医療をめぐる忘れ去られた歴史がここにひらかれる。人新世時代にとらえなおす、エコロジーをめぐる人文学。
■目次 序章 人新世の歴史を呼び覚ます 人新世の歴史と生の歴史 近代日本の公衆衛生と生政治 第1章 近代日本の公衆衛生研究をひらく 制度・規律・統治からみる公衆衛生 人間ならざるものたちのざわめき エコロジーのなかに人びとの生を問う 統治性研究の新たな展開 第2章 曝される身体 医学と建築と化学が交差するところ 自然のなかのサナトリウム 日光療法 正木不如丘の試み 日光療法の問題 分子の世界における抵抗 紫外線・煤煙・ガラス 多元的な世界で生きる 第3章 日光の受給 国家なき統治としての都市計画 排除から包摂へ 社会的なものの浮上と都市計画 「暗さ」の発見 日光の受給 都市と統治 自然の保健力と都市計画の技法 大地のなかの都市 社会と自然を越えて 第4章 空気の灌漑 健康住宅の試み 統治の技法としての健康住宅 環境工学的知識の生産 自然の動員 健康住宅の拡大 多孔的な住まい 生命と非生命を越えて 第5章 住まいのエコロジー ケアの実践と人間ならざるもの 家族と統治 自宅療養とケア ガラス・テクノロジー 家庭の統治とメンテナンス 定期利用する主婦 住まいというエコロジー 第6章 健全なる精神 書斎と精神衛生 大正デモクラシーの物質性 精神上の工場 健全なる精神 光の均質化 精神の統治 終章 生の環境史に向けて 人類と感染症 現代への展望 エコロジカルな住まい 自然の統治 生の環境史に向けて
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