2007〜2010年まで、横浜国立大学大学院/建築都市スクールY-GSAの校長を務めた建築家・山本理顕の横浜国立大学退任記念イベントとして開催したシンポジウム「建築をつくることは未来をつくることである」の内容をまとめたもの。 シンポジウムは2011年12月22日横浜市開港記念会館講堂にて、Y-GSAの現校長・北山恒および教授である小嶋一浩が司会を務め、震災を機に結成された「帰心(きしん)の会」のメンバー(伊東豊雄、隈研吾、妹島和世、内藤廣、山本理顕の5名)を招いて行われた。
■目次 ・はじめに(寺田真理子/Y-GSA スタジオ・マネージャー) ・シンポジウム「建築をつくることは未来をつくることである」 ・第1部 「建築の地域性」 伊東豊雄×妹島和世×山本理顕 司会:小嶋一浩 1.つくる主体と使う主体 2.経済中心の社会において地域・コミュニティにどのように関わるか 3.ただの一人の人間としての自分/建築家としての自分 5.質疑応答 ・第2部 「社会システムと住宅」 隈研吾×内藤廣×山本理顕 司会 北山恒 1.「住宅の私有化」というフィクション 2.日本の住宅政策の破綻 3.地域でインフラにどう関わるか 4.建築家はインフラにどう関わるか 5.いかにして社会を変えていくか 6.質疑応答 ・あとがき(山本理顕)
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