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書籍名: なぜイタリアの村は美しく元気なのか 市民のスロー志向に応えた農村の選択
著者名: 宗田好史
発行所: 学芸出版社
判型: B6 ページ: 239
価格(税込):¥ 2,310価格(税別):¥ 2,100
発行年月: 2012.08 商品コード: 76152536
 
   内容・概要   
イタリア農村の魅力は多くの人が知るところです。またこれらを売りにする農村観光(アグリツーリズモ)も約2万施設、20万ベッド、一兆円産業に成長しています。しかし、この魅力も、この数十年で創られたものなのです。本書は村づくりのきっかけとなった四つの出来事と三つの変化を物語ることで、一見バラバラに起こったように見える動きが、地域でいかに一つに紡ぎ上げられ美しく元気な村の再生に繋がったのか、その秘密を解き明かしています。
■目次
第1部 きっかけとなった四つの動き
・第1章 農村観光の普及をめざしたアグリツーリスト協会の誕生
 急増するアグリツーリズモ
 冷たい視線の中での誕生
 複数の農民組織が進めた全国展開
 スコットランドとフランスから学んだもの
 観光地型のチロルからトスカーナの農園観光へ
 誰が農村での休暇を楽しみ始めたか
 都会の顧客を引きつけたI、Uターン女性の経営
・第2章 ローマ市民による反マクドナルドデモとスローフード
 スローフード運動の誕生
 有機農業を後押しした品質保証制度
 原産地呼称制度とエノガストロノミー観光
 食生活の変化に呼応したブランド農業への変身
・第3章 スローライフ志向に応えた地方都市のスローシティ運動
 スローフードがスローシティに展開したわけ
 スローな地方小都市の人口が伸びている
 スローな地方都市が元気なわけ
 市民が果たした役割
 衣食住に広がるスローライフ
・第4章 オルチャ渓谷の住民による世界遺産の登録
 厳しくて柔軟な農村部の景観保護
 始まりは歴史的市街地から
 農村部に広がった景観計画
 地元主導の世界遺産登録
 土地所有者が規制を受け入れたわけ

第2部  村が受け止めた三つの変化
・第5章 量から質へのEU農業政策の転換
 遅れたイタリアの農業と農村
 戦後の不十分な農地改革がもたらした人々の大脱走
 欧州経済共同体による自由化と所得補償・価格維持政策
 所得補償と過剰生産の悪循環を断つデカップリング政策への転換
 地域資源を豊かにした環境保全のための農地転換政策(セットアサイド)
 地元で総合化され地域づくりに活かされる農業政策
・第6章 マスツーリズムからゆったりを求める大人の観光へ
 成熟したバカンスは田園に、そしてアグリツーリズモに向う
 都市観光から農村観光へ力点を移したEUの観光政策
 ユーロフォリア時代の観光客急増
 混雑した有名観光地を嫌った国内・EU内の観光客
 都会人をうまく受入れた農村
・第7章 中央からの自立と村づくりの主役の多様化
 昔ながらに暮らす人と挑戦する人が共生する社会
 混乱する政治が生んだ地域に自立して生きる政治家
 農村社会を変えた女性たち
 農業組合の乱立が生んだ小さなグループの自由な主体性
 農地が市民のために開かれ、美しく元気な村づくりが始まった
 イタリアから日本の農業を見る

 革新を続けた村人たちの勇気

   関連書籍   
 
表紙農のある暮らしで地域再生 アグリ・ルネッサンス
表紙地域づくりの新潮流
スローシティ アグリツーリズモ ネットワーク
表紙欧州のビオホテル エコツーリズムから地域創造へ
表紙成功する地域資源活用ビジネス 農山漁村の仕事おこし
表紙イタリアの街角から スローシティを歩く
表紙トリノの奇跡
表紙農と食と地域をデザインする

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